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水辺に出没する日本の妖怪・河童。本書は、民間伝承や文献に出現するこの空想生物を、時代ごと地域ごとに精査。そこから、近世の潅漑用水発達と鎖国にともない内陸の河沼へ目が向けられたこと、ワニやスッポンなど水棲生物を祖型としつつ、水死者・被差別民・処刑キリシタン等のイメージが多元的に重なって河童となったことが浮かびあがる。民俗学と科学史を横断した異色の生物学者による実証分析的空想生物学の著作。その底流には、日本人の生命観へのアプローチが満ち満ちている。
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Posted by ブクログ
河童がいるかいないかではなく、河童の元になった生物や、河童の好物や特殊能力はどんな生物や、伝承から変遷していったのかを文献を元に筆者が考察していく。 河童の絵も豊富に載っており、これもどの絵が元になり、どれがどの絵を元にしていったのか等考察されている。 個人的に興味深かったのが、河童が腕を返し...続きを読むてもらう代わりに伝えたという腕継ぎ薬の伝承の参考として、実際に伝わる腕継ぎ薬の成分が載っていた点である。 後世に残されていたということは、それなりに効果があったということだろうから、この成分で治った人もいるのだろうが、現在からは考えられない材料で、人間は意外としぶといものだという感想を抱いた。
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河童の日本史
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中村禎里
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