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同じ場所から次々と飛び降りて死んだ男女。被害者は、幸福の絶頂にあった女性、「自殺しません」と宣言してから様子を見に行った男性など。「まだ御手洗が馬車道にいた頃、暗闇坂、龍臥亭にも劣らないほど印象深い事件だった」。人智を超えた謎と鮮やかな解決。名探偵のなかの名探偵・御手洗潔が降臨する!
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Posted by ブクログ
やっぱり島田荘司はおもしろい! 確かにトリックは無理があるし、そんなんで4人も死ぬかよとは思う。 でも、全体的にコメディタッチだし、盆栽の呪いよりはマシと思えるから全然許せちゃう。 本格ミステリーを期待するとがっかりするけど、私的には最後まで楽しく読めたから大満足!!
島田荘司さんが提言する本格ミステリーの定義として「最初に幻想性のある謎が提示され、最後にその謎が論理的に解決される」というものがありますが、本作で提示される謎は凄いです。何しろ自殺する理由などこれっぽっちも無い人たちが、その建物の屋上に水を撒きにいくと何故か次々に頭から飛び降りてしまうというものなの...続きを読むですから、尋常ではありません。その内容から「ロウモン街の自殺ホテル」や乱歩の「目羅博士」を想起させまして、それらの作品は実は秘密の抜け穴があったりとかファンタジー性の強い解決だったりとか、ちょっと本格ミステリーと呼ぶには厳しい内容なのですが(そもそもロウモン街の方は実話ベースなので仕方がないのですが)、果たしてこの魅力的な謎にどのような解決方法を見出すのかという点が本作の肝となっております。ただ、この作品、ユーモアミステリーと銘打たれておりまして、その謎のおどろおどろしさから考えると意外なほどライトなタッチの文章で、この飛び降り事件の他にもサンタクロースの衣装が盗まれたり、仏具屋の親父がロールスロイスを買ったりとか、何だか下世話なサイドストーリーが色々と絡まりながら進んでいき、最後に登場した御手洗(まだ日本にいる頃の若い時代の話となっております)が一見何の関係もなさそうなそれらの事象をまとめて解決していくという筋立てとなっております。この御手洗が登場するとすぐに事件が解決してしまうので、終盤にならないと出て来ないところとか、メイントリックになっている物理現象とかは、何だか今までの御手洗もののセルフパロディのようにも思えて、そういった点でも楽しめる内容となっております。
#笑える
ずっと読みたかった
ずっと島田先生の作品のファンです。この作品の文庫化、割引対象になるのを待っていました。やっと自分の手に届きました。うれしいです。大事に読んでいこうと思います。
#ドキドキハラハラ
「屋上の道化たち」よりかなり加筆されていて、こちらはこちらで面白かった。 なんかシャマランの映画みたいなところがある。謎の提示もサスペンスを追い込んでいくところもものすごい緊張感があってどきどきさせられるのだが、結末がちょっと明後日気味なところとか。
自殺する理由がない男女が次々と飛び降りる屋上は、死んだ盆栽作家と悲劇の大女優の祟りか?暗闇坂や龍臥亭に劣らぬ謎に名探偵・御手洗潔が挑む長編ミステリー。 年に一度は読みたい島田荘司ワールド。本作も不遇の芸術家の運命をきっかけに、たくさんの仕掛け舞台がイリュージョンのように読み手を魅了する。
ミステリーを読みなれていると、半分ほど読めば大体の真相にたどり着く。それでも、散りばめられた伏線を回収し一つの真実が明らかになると、その突飛もない出来事が度重なりたくさんの謎を生んでいたことに驚き、御手洗と同じように哄笑し、ミステリーなのにユーモラスな怪事件に舌を巻いてしまう。さすが、島田荘司先生!...続きを読む非常に面白かった!人間、悪いことはできない。
事件の真相はトリッキーで、色々と疑問が残るところもある。 しかし、500ページを越える作品なのに、一気に読むことができるくらい読みやすかった。
久々の御手洗シリーズ。流石の荒唐無稽ぶりだが、これこそがシリーズの醍醐味。 オカルト的シチュエーションでも、合理的な回答が得られる。 連続して、転落死する屋上の謎とは?
あれ? これ御手洗さんものだよね? って不安になるくらい登場が遅い(笑) まぁ、長編の時はわりとそうか。 久しぶりすぎて忘れていたこの感覚。 なんか不幸の連鎖がたまたま重なって まるで呪いみたいになったという。 不幸が続くとどうしても超常現象とかの せいにしたくなるのが人間ってことかしら。 そのわ...続きを読むりに語り口がわりかし軽いので (登場人物が関西弁だし) おどろおどろしい物語ってわけでもない。 ちなみにトリックは全然わからなかったので 素直に普通に驚きました。 時系列ちょっとズラしているところが ポイントかしら♪
なるほど、そう来たか、という読後感。昔読んだ島田荘司氏のユーモアミステリーそのもの。ただ、御手洗シリーズでは珍しい色合いかなと思いました。
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