危機の政治学 カール・シュミット入門

危機の政治学 カール・シュミット入門

2,200円 (税込)

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4.7

稀代の法学者カール・シュミット(1888-1985年)。のちに「ナチスの御用学者」として非難される戦前の『政治的ロマン主義』や『独裁』といった著作から、戦後の『大地のノモス』や『パルチザンの理論』に至るまで、その全主要著作をシュミットの人生と具体的な史実との関連の中で読み解いていく。朝鮮半島有事の危険が叫ばれる今こそ、「非常事態」や「例外状態」の理論を提示した思想家を読まなければならない。

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危機の政治学 カール・シュミット入門 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    一国、世界秩序を舞台とした政治学の論であり、その致命的な綻びを全力で乗り越えようとしたのがシュミットだ。ナチスとの関係で危険な思想家とみなされがちなシュミットだが、原著にあたれば、欠陥に取り組み、思想を深めた言動があらわになる。

    中公新書よりも偏見かなく、時代背景や思想的系譜を踏まえた詳細な記述に

    0
    2020年11月30日

    Posted by ブクログ

    カール・シュミットについて、カトリシズムとの関係から丁寧に掘り起こして解説した本。内容としては高度で理解が難しいが、カール・シュミットの思想を根底から説明しており、その意味で貴重である。

    0
    2018年07月02日

    Posted by ブクログ

    ポピュリズムやアイデンティティ・ポリティクスに関する議論で言及されることの多い、カール・シュミットについての中級向け概説書。

    政治思想史で扱われる、議会制や自由主義への批判、独裁論、「友−敵」論などについて、正面きって解説しないことが特徴的。
    シュミットが意識していた論者や執筆時の政治情勢を取り上

    0
    2020年02月10日

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