ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
統計を基に選手やチームを評価するセイバーメトリクスは、もはや野球界の常識となった。だが、マネーボールでそのさきがけとなったオークランド・アスレチックスは以後、一度もワールドシリーズへ進出できていない。データ分析が当たり前となった今、世界のトップたちはどのように周りと差をつけているのか? ダルビッシュ有選手を筆頭に多くのプロや専門家から支持を集める独学の素人が、球界の最先端トレンドを明らかにする。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
こんなにちゃんとした人だとは思わなかった。野球のトレンドについて体系的に整理されている。少し古い本だがそれを感じさせない。栗山監督が褒められてて嬉しかった。やっぱり野球は、面白い!
野球に関しても 仕事や日常生活に関しても 新しいものをデータを参考に受け入れることと 大局観が大切だと感じさせられました。
たまにある 「著者の分析力に感嘆して、この著者でありとあらゆるものを本にしてほしい」 と思わせる好著! そんな概念なんか知らなかった、プロ解説者からでも聞いたことないようなことが盛りだくさん ダルビッシュさんのお墨付きですし、好きな分野を極めるとこれほどに痛快なのだなと
6月のプロ野球開幕が決まり、野球が恋しくなり購入しました。 率直に言って、本が出てすぐ読まなかったのを後悔するぐらい面白かったです。読んだことでOPSやFBRについての理解が進みました。一方でデータを重視しすぎて現実が面白くなくなる危険性も指摘されており、その通りだと感じる点も多くありました。 ...続きを読む野球は再現性が低く、選手も球界も変化し続けていくだからこそ面白いと思います。早く球場に足を運べるようになってほしいと改めて感じました。
理論が凄い。 素人とは思えない膨大な情報量と知識。 NPBやアマチュア野球を中心として観ているので、MLBの話になるとその都度調べたり、選手に関してはYouTubeを見たりしたので読むのに時間がかかったが今まで知らないMLBの世界を知れたことや興味を持つきっかけともなった。 次回作はNPBの話題が中...続きを読む心となるであろうと期待している。
野球好きなら今では知らない人はいないであろうお股ニキさんの通称『お股本』。 ダルビッシュとのやり取りで有名ですが、ダルビッシュだけでなく、ホークスの千賀滉大、高橋純平、和田毅、大竹耕太郎も読んだ名作。 名作というのは目次から「オラ、ワクワクすっぞ!」ってくらい高まるもの。各章で必ず刺さる項目がある...続きを読むのが良くて、大抵中弛みになる傾向になる中盤(本作なら4〜6章)も目次の時点で面白いです。 以下、箇条書きで感想を書いていきます。 ・野球の技術論(正確にはお股ニキの見方・考え方のエッセンス)についてメインに書かれているが、本文や脚注に選手紹介や用語解説があるから読む前は詳しくなくても大丈夫!ただし、野球のルールは知っといてねw ・日本(の野球)の問題点についても書かれている。 ・スラットやピッチング、バッティングについては、アナライザー達がyoutubeやtwitterに動画をあげてくれているのでそれを参考にすれば捗る。 ・各所で「今後の野球はどうなっていくのか」について書かれている。そこだけでも野球好きの投資界隈は必読の内容。 ・2019年2月時点の情報ベースなのでそこは適宜置き換えてね。
本書を語る上で、触れなきゃいけないのは著者のこと。野球経験は中学野球部中退。しかしながら、野球好きが高じて膨大な数の試合を観戦、そこから得た知識と独自の研究が加わり、プロ野球経験者顔負けの慧眼と分析力。そこに分かりやすく伝える卓越したアウトプット力が加わり、Twitterにて監督采配や投球術について...続きを読む鋭い考察を連発。ちなみにこういう人を「プロウト(プロの素人)評論家」と呼ぶそうな。 ある時、ダルビッシュについて発信すると、なんと本人からリツイート。交流はそれだけに留まらず、ダルビッシュに伝授した“お股ツーシーム”を実際の試合で投じるという、著者の指摘の鋭さを裏付けるとともに、ダルビッシュの良きアドバイスなら素直に傾聴する柔軟な姿勢について、当時多くのメディアで取り上げられた。 本書は、これまでのTwitterの考察をベースに、昨今野球界のトレンドテーマである「フライボール革命」「盗塁やバント等の小技の減少」「継投の緻密化」「ジャイロボールの存在有無」「2番打者強打者論」等についてケレンのない持論を開陳。この一冊丸ごと「現代プロ野球論」になっている。今の野球って、こんなことになってるの⁈と思うはず。 本の帯の惹句「プロ選手にもアドバイスする独学の素人が、野球界の常識を覆す」。ここでいう野球界の常識とは「プロ野球、とりわけ日本プロ野球にはびこる伝統主義」を指している。本書には理科系のリポートと思しき様々なグラフや図表が掲載されているが、著者はデータをあくまでもデータは現状把握と考察のための材料とみなしている。元来、野球は数字と親和性の強いスポーツ。DeNA監督のラミレスは昨年シーズン、データを盲信するあまり、コーチ陣と不協和音となり失速したのは記憶に新しい。また、アナリストを重用する球団も増えている。著者はその傾向を指して、選手に対する尊敬の無さの顕れであり、野球からエンターテインメント性を奪っていることだと直言する。 イチローが引退会見で発した、最近のメジャーリーグは「頭を使わずにプレーするようになった」という話と同根である。要は、 ●データ有りきで、選手の判断に信頼を置いていない。 ●ホームランか三振の大味な野球になりつつある。 読みながら、現在のプロ野球で用いられ、当たり前とされている作戦・戦術とは別の作戦の有用性をしばしば語り、その一方で「大局観」についても鋭い考察を披歴している。例えば、野村ID野球はあくまでも戦術であり、タイガースが勝てなかったのは、チームにエースと四番不在という戦力に乏しかったからで、ペナントレースの長丁場において、作戦でどうにかなる問題ではないという、どこかの思考停止の球団オーナーに聞かせてやりたい提言に溢れた好著でありました。
MLBの選手の名前は聞いたことがあっても実際にどんな選手かよく分からなかったけど、この本を読んでこの選手のここが凄いというのが少し分かった。実際にプレーしてる映像を見てみたくなった。 NPBについても深く書かれておりファンである自分も知らないことがたくさんあった。 1度読んだだけでは頭に内容が入って...続きを読むない部分もあるので何度も読んでみようと思った。
本書は,セイバーメトリックスに代表されるデータ分析によった選手評価・球団経営を批判し,「本当にファンが求めている野球とは何なのか,エンターテイメントと結果重視のバランスを再考する」(27頁)ことを目的としている。 著者であるお股ニキ氏はTwitterのハンドルネームであって,もちろん本名ではない...続きを読む。しかし,いよいよ出版業界にも,HNとアカウント名で書を著す時代が来たものだ。 本書の構成は,第1章で野球を再定義したのち,第2~3章でピッチング論を投球術と変化球の側面から,続く第4章でバッティング論,第5章でキャッチャー論,第6章で監督・采配論,第7章で球団経営・補強論,第8章で野球文化論を再考する。 このうち,著者が最も力点を置いているのが,ピッチング論とキャッチャー論だと推測される。所詮,野球はバッテリーの存在を以て始まるスポーツであり,ピッチャーがいかなる球種を投じるか,そのボールをキャッチャーはいかに捕球して審判にストライクと言わしめるのかが重要だという証左でもある。 我々団塊の世代Jr.が1970年代後半か,80年代前半にエポック社の電子野球盤で遊んでいた頃,ピッチャーの変化球といえば,スライダー,カーブ,シュート,フォーク,そこにチェンジアップが加われば良いほうだった。しかし,20-21世紀転換期あたりから,ピッチャーの球種はバラエティーに富み始めた。スプリット,ツーシーム,フォーシーム,カッター,シンカー等々,何が違うのかが,素人では明確に分からなくなってきており,複雑すぎた挙げ句,それがまた野球観戦をつまらなくさせてしまっている原因かもしれなかった。 本書第3章のピッチング論後編(変化球編)では,その点を実に理論的に,かつ明確に解説してくれている。すなわち,ボールの変化方向としては,食い込むか逃げるかという横の変化と,ホップするか落ちるかという縦の変化が組み合わされて成り立つ。それを構成しているのが,ボールにかかる重力,抗力,揚力である。これらの力の作用が,ボールの回転方向,回転数,速度を決め,それぞれの結果によって,シンカー→チェンジアップ→スプリット→ツーシーム→フォーシーム→カッター→スライダー→カーブという順に,変化球が決まる。いわば,ピッチャーの投球とは力学の実践版であり,かなり頭を理論的に使うスポーツでもあることが,改めて認識される。 他方,キャッチャーの役割として,著者はとりわけフレーミングの重要性を謳う。それは,けっして捕球してからミットを動かす「ミットずらし」ではなく,「ボールの軌道を読んで先回りしてから,アウトサイドインでミットの先端で捕球すると同時に真ん中に引き寄せる」(168頁)技術を表す。近年のキャッチャーは,先発・中継ぎ・抑え(あるいは敗戦処理)の各投手から各球種を捕球するとともに,NPBならば,交流戦の普及によってバッターに関する情報を対戦相手分整理しなければならなくなった。その点で,非常に重労働なポジションと化している。そうしたキャッチャーのツールとして,フレーミングを意識しておくことが,今後観戦の楽しみの一つとなろう。 著者によるTwitterの呟きが,ダルビッシュ有投手のコメントを受け取るうちに,新書レベルまで発展した経緯については,甚だ驚くばかりである。野球を好きな一観戦者として,本書が上梓されたことを大いに歓迎したい。なお,「かつては新聞の巨人やホテル,土地,百貨店の西武が球界の中心」(281頁)とあるが,百貨店を擁するのは西武ホールディングスではない。今後訂正が求められよう。
投手論は高度過ぎてついていけないところがあったけど、他はかなりおもしろい。編成論とか素人が一番とやかく言いたいところなのになかなか書くいてくれる人もいないし。そしてダルの懐の深さ、間口の広さ、そら変なのしょっちゅう釣ることになるやろな、とは思いつつこの本が世に出たのもダルのおかげなところがあるしなぁ...続きを読む。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
セイバーメトリクスの落とし穴~マネー・ボールを超える野球論~
新刊情報をお知らせします。
お股ニキ(@omatacom)
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「スポーツ・アウトドア」無料一覧へ
「スポーツ・アウトドア」ランキングの一覧へ
データ全分析 ダルビッシュ最強投手論
なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか
「お股ニキ(@omatacom)」のこれもおすすめ一覧へ
▲セイバーメトリクスの落とし穴~マネー・ボールを超える野球論~ ページトップヘ