ウブで悪いか【イラスト入り】

火崎勇 / 立石涼

もう、情熱的な恋愛をする体力も精力もない――
そんな想いでいた40代の村雨は、とあるバーの常連客・桐谷に恋をしてしまった。
小綺麗で、優しい微笑みが魅力の小説家である彼。
若くもないし、なにより男だ。
わざわざ面倒ごとを増やしたくない。
でも、桐谷が欲しい。
村雨は、恥を忍んでゲイの部下に恋愛相談したり、身体改造のためにジムに通ってみたりと奔走し、
ようやく桐谷とふたりきりの甘い夜を手にした……はずが、慎重になりすぎてどうもうまくいかず――？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 海王社
• 掲載誌・レーベル: ガッシュ文庫
• 電子版発売日: 2018年09月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 13MB

[yurichitian20 · ★★★★★]

いいかも

大人ですけど可愛くて、だけど不器用でもう一度初恋している大人のカップル。
読んでいてもドキドキしました。

＃胸キュン ＃ほのぼの ＃切ない

[ぬぬぬ · ★★★★☆]

いい意味で

重ねた年の数が多いから、不器用でもあったり、逆に落ち合いたい丁寧さもあったり。
オッサンって表現、だんだんいい意味に感じましたね。大人な初恋をしっとり読めた気がします。

[ブクログ · ★★★★☆]

ノンケアラフォー同士の恋
40代リーマン部長　村雨
30代後半の小説家　桐谷
大人だからの焦燥感、相手の環境が見えてしまうからこその奥手、静かに燃え上がる恋情、大人の恋愛にドキドキしました。
明け渡し受け入れる恋って感じました。

[み · ★★★★☆]

大人の恋愛

大人同士の恋愛。
二人ともオジサンっぽくなく。
大人の男性です、
大人だからこそ勢いでは出来ず
悩む村雨が可愛かったです。
ゆっくりとした落ち着いた恋愛

[ブクログ · ★★★★☆]

村雨の視点で書かれているので桐谷に魅かれていると自覚する時点で
村雨が男性相手の恋愛は初めてだとわかっていたのですが、
読み始めたら面白くて一気に読み終盤になり、
いよいよ、ようやく･･･という時になって
桐谷もこれまではノンケだったとわかり私の個人的な趣味で申し訳ないのですが、
ノンケ同士というのが苦手なので☆は1つ減ってしまいましたが、
ストーリーはとても面白く大人同士だからこそ
勢いでガツガツいけないもどかしさがとてもよかったです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

もっと枯れたオヤジの話かと思ったら、42歳×38歳というまだ脂が乗り切った世代の恋物語でした。立石涼ｾﾝｾのイラストもカッコよくて、充分イケてます。
今は堂々と厄年のアイドルが存在していますからね。
もっとすっかり枯れてて、自分をカッコよく見せようなんて気持ちももう失せた、素のままで生きてるオヤジがキラッキラの恋をしてしまう話とかが読みたいです。
ただこの話は、まだいけてるけど若い頃とはちょっと違ってるという微妙な年頃だからこその、一歩踏み出せない気持ちが切実で、胸にしみるものがありました。

村雨は桐谷を手に入れたいのですが、それだけの魅力が自分にあるのか自信を持つことができません。そのため部下の若い仲村に相談してみたり、肉体改造してみたりあれこれがんばります。
大人ならではの欲と悩みが垣間見えてとても感慨深いものがありました。
もう少し枯れたら、オヤジ的にいやらしくあれこれできるんじゃないかとちょっと同情。
仲村なんか若いからふつうにあれこれできちゃうわけですよね。でも、仲村の助力は本当に大きかったですね～
仲村の存在無しでは、村雨と桐谷はどうなってたことでしょう…w

前半のどうしても若い頃のようには手出しができない村雨の苦悶が切実でよかったです。
桐谷はほんとに初々しいところもあるし、男らしくアプローチする勇気もあったりして、かわいいと思えるキャラでした。
後半両想いになってからは、ちょっと気恥ずかしくなってしまったんですが。特にHシーンが照れました！