ゆらゆら橋から

ゆらゆら橋から

715円 (税込)

3pt

3.5

健司の通う小学校に、東京から美しい先生が赴任してくる。昔の恋人を引きずる彼女に健司は心を奪われて――(「ゆらゆら橋」)。中学に入った健司は結核の少女に恋をした。だが彼女は感染を心配し、近づかせてくれない。やがて容態が急変し…(「林檎色の血」)。大人の女性への憧れ、身を焦がす嫉妬、そして永遠の別れ。少年期から熟年期まで、ひとりの男性が人生で出会った切ない恋を描く連作短編集。

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ゆらゆら橋から のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    この作品の中の『林檎色の血』、泣いた。

    恋愛小説というものを読んだことがなかったから新鮮だったのかもしれない。

    少年の恋が無骨ながらストレートで純粋で、忘れていたものを思い出した感じ。

    0
    2011年08月11日

    Posted by ブクログ

    女性に幻想を抱きすぎるのはよくないですよね。そう思います。筆者も強くそう思っているようです。でもやっぱり夢みているんだと思います。そう読めます。

    0
    2010年08月16日

    Posted by ブクログ

    なかなか面白い作品だった。
    1人の男の小学校時代から、50過ぎの壮年になるまで・・その中で出会う様々な女性たち。
    いずれも彼の人生において忘れられない存在となる。

    特に最初の話(小学生時代)で、田舎にふと現れた都会の匂いを感じさせる女性教師。
    このエピソードには、少なからず興味を抱いた。
    確かオレ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある男性の小学生から52歳までを描いたストーリー。


    池永さんの作品はどれも本当に引き込まれる。


    全体を通して、女性からしてみると、
    なんだかたよりなくてもろく見えてしまいがちだが、
    どの女性も当時は真剣に愛していた健司の素直さや単純さがどこか
    かわいらしくて読む手がとまらなかった。



    0
    2014年01月12日

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