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第一騎士団で、むさくるしい騎士たちとの生活に染まりきっていたアーシュラは、見た目も中身も女らしいところなんてひとつもない自分には、恋も結婚も、無理だと思っていた。そんな自分が、まさか優秀有能で知られるデューク・アイデンの妻になるなんて……。
身分差も能力差も承知の上で、デュークを信じて結婚を受け入れた。騎士団の任期が終われば、平和に暮らすはずだった。しかし、裏切りを重ねる夫についに耐えられなくなったアーシュラは、任期終了目前にして別れを選ぶ。
再び戦場に立つことを決意したアーシュラは、別れを決めながらも夫に「また明日会おう」と約束する。
たった一度の嘘だった。
もう二度と、会えなくなるなんて思ってもいなかったから……。
思い出の中に
人は、その人そのものだけではなくて、周りの人の思い出の中にもカタチ作られる。というのが良くわかる構成で大変面白かったです。
恋愛(R-18込み)と人とのつながりについてと仕事の話とを、これだけ丁寧に編み上げたお話はなかなかないと思います。読み応えがあって凄くいいです。おかげで明日寝坊しそうです。
表現がとても好きです
夫婦なのに互いに片思い。
共に不器用すぎて読んでいて、二人共友達だったら「しっかり話し合いなさい!」って怒鳴りつけてやりたくなる。
ヒロインの感情表現がとても切なくて胸が痛くなります。
手の施し方がわからなくなった庭を見たときの感情が、ヒロインの気持ちとリンクしていてうまいなぁと思いました。
不器用な2人なのかな
出だしから重い雰囲気で切ないです。
2人でもっと話せばいいのに。と、もどかしくも不器用な2人をジレジレしながら読みました。
でも、こんな雰囲気の作品は好きなので、この作者さんの他の作品も読んでみたいなぁ
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