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STAP細胞騒動で理研を退職してからの650日間。精神科入院、博士号剥奪、手記の執筆……死の淵をさまよった、孤独な闘いの記録。『婦人公論』好評連載に大幅加筆。
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Posted by ブクログ
小保方晴子日記 中央公論新社 2014年12月31日から 16年10月10日までの日記 理研と言う企業と学会と早稲田という母校とマスコミに あるいはその裏に隠れた巨大利権である 政府を巻き込んだ世界の製薬業界と官僚と その更に深く控える闇の組織に 行く手を阻まれた小保方晴子さんの逃亡記 ホトンド殺...続きを読むされた状態と言っても過言ではない 四面楚歌の中でその体験を ドキュメンタリーとしての手記「あの日」を 執筆して行く自分を俯瞰しながらの日記の公開である 調べもしない報道と言う名の広報や ゴシップ記事で当てようとするゴロツキに 痛めつけられろと同時に それを鵜呑みにした井戸端会議のヤッカミやら 鬱憤バラシの標的とされて付け回される毎日に 精神を病み薬漬けになりながらも 出版社の担当編集者や瀬戸内寂聴と言う助け舟に救われ 薬を絶とうとするところまでの話 この後の行方が気にかかる〜
小保方晴子さんが世に出てこなくなってからの日記。 闘病記とも言える。 マスコミに追っかけられて、うつ病になって、本当につらそう。でもこの人はまたやっていけると思う。 行動力があるから。 病院を転院してから薬が合ってたのか本も執筆したり元気になっていって、そのうちマスコミに追っかけられてるからって病院...続きを読むも通わず勝手に断薬してしまったり。 支援者もいて、そこに逃げ込んだり。 寝込んでる時もあるけど、行動出来る人。 元気になってほしい。
小保方さんが2014年12月に理研を退職してから650日にわたる日々の日記で、巻末には瀬戸内寂聴さんとの対談も掲載されています。 一連のSTAP細胞騒動の後で、彼女が鬱やPTSDなどの症状に苦しみながら、どのように生き延びたかが赤裸々に綴られています。 なので、STAP細胞は本当に存在するのか知りた...続きを読むいと期待して本書を手に取ると、その答えは得られない気がします。 私にはSTAP細胞について真偽は解りませんが、1人の人をここまで追い詰めてしまう様々な圧力に恐怖を感じました。
今は何処で何をされているのでしょう? 自分だったらとっくに命をたっていただろうと思うような日々を耐え抜かれた彼女。 幸せでありますよう。
単純に読み物として面白い。 ピーチ姫の執拗なまでの攻撃と この人の被害者感。 こちらから見ればみんなこっちに同情しちゃうよ。 確かにあの時のバッシングは異常だったけど 何だかんだ彼女は強かだ。 そしてあの日で感心した愛され力は 三姉妹の末っ子という事実で納得。 結局末っ子はなんだかんだ打たれ強い…
ちょっと「夜と霧」を思い出しました。 極限状況の中で必死で闘い、生き抜く姿に、癒しさえ感じました。これだけ辛い目に遭っても頑張っている人がいると。 自分も今精神的に辛い状況なので、毎日これを読んで勇気付けられました。
「あの日」に次ぐ2冊目。けど、時系列的には、「あの日」と同時進行になっている。ほとんどは小保方さんが苦しみに耐えている描写。闘病日記に近いかもしれない。これを読んでいて奥山貴宏著「ガン漂流」を思い出した。 ために出てくる明るい場面がせめてもの救い。パンを焼いたり、クッキーを作ったり、女の子の一面が見...続きを読むられたのもなんか新鮮。やはり、あれだけ注目とバッシングを受けたわけでその衝撃は想像に難くない。お店などを予約する際にも、本名は言いづらく偽名を使ったとか使わなかったとか・・・。相棒のエピソードでもあったが、確か法に触れそうな気がするので、書いてあったかは忘れた(ということにしておこう)。お姉さん(だったと思う)に二人目の子供が生まれ、抱っこしようとすると、「赤ちゃんはママだけ」と上の子に止められるところなどはちょっとほっこり。これを読んでもう一度「あの日」を読みたくなった。それから、小保方さんは小説家デビューしたらいいと思う。
文章を書くことに秀でている人。読みやすく、素直で、かわいくて、悲しくなる。私は当事者ではないので真実はわかりませんが、熱心に研究をしていた方なんだろうなという印象。時間が経っても、知らないところでずっと記者に追いかけられていたのは衝撃で、日本のマスコミのしつこさを恐ろしく感じた。
何気なく手に取ったら面白くて一気に読んでしまった。イギリス人女性殺害で逃亡していた犯人の手記に似た面白さ。悪いことしてる訳ではないのに世間の目から逃れるために、外に出られず、病院の診察も足がつかないように保険証を使わなくていい自由診療が可能な病院を探し、警察の事情聴取ではマスコミをまくために車を乗り...続きを読む継いだりと、緊迫感のある体験談が書かれている。精神科に通って抗うつ剤や睡眠薬を飲んで、その日に起こった出来事と体調の浮き沈みを主観的に書いているのは、南条あやの日記のような面白みもある。何より文章が上手い、基本的には起こったことが淡々と書かれているが、本人の感情がわかりやすく書かれている。読んでいてどういう気持ちなのかがよく伝わってくる。
とても強い方で、どんなに落ち込んでも最後には復活する。力の源となったのは今までの仕事のやりがいであると感じた。何か1つ、とてつもなく好きなことがあると、それを失ったとしても、強く生きようとする信念が手に入るのかもしれない。また、周りの人に救われたということも大きいと感じた。親友さんや、瀬戸内寂聴先生...続きを読む、海外の研究者など。やっぱり人間は一人では生きていけない。
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