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一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。
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Posted by ブクログ
映画は観たので、展開は知っていた(映画かなり原作に忠実だった!)けど、本はやっぱり心理描写がたくさんあっていいね。アイドルの話だけ映画にないけど、その話が結構よかった。そして圧倒的に演劇部の話のパンチが……
全体的に泣ける。特に親友の心得に涙が出た。 親友と言う字を書くのだから、親兄弟の次に大切なのが親友。だから、共感出来たのかもしれない。
これまで辻村深月さんの作品を読んで思うのは、アプローチがそれぞれ違って作風が全然違うのにテーマが愛、特に家族愛が多いという印象です。 本作は死者と1回だけ面談させる事ができる特殊能力を持った一族が依頼者の望みを叶えて、その後の人生をどう明るくするかを教えてくれました。 本当にこのような特殊能力が存在...続きを読むして、残された今を生きる人の助けになれば素敵だなと思いました。 そんな特殊能力は無いんだから、生きてる間にしなければならない会話があるとも思いました。 素敵な作品です。
大切な存在が亡くなった時、その喪失感をどうやって埋める事ができるか。また亡くなった人は自分の事をどう思っているのか。 大事な事は「死者は残された生者のためにいる」という考え方だ。 人は何かに縋らないと生きていけない。見たことの無い神様を信じるのも良いが、具体的な誰かの存在を身近に置く方が、自分の行動...続きを読むを決める事ができるのでは無いかと思った。 本作は「死者」について考えさせられたが、ストーリーも普通に面白い。5人の登場人物がそれぞれ異なる思いを「死者」に向ける話。 死者と会う事ができる「ツナグ」のシステムや登場人物の設定、メッセージ性、物語が綺麗に繋がり、読んでいて気持ち良かった。 私の身近な人が亡くなって心が折れた時、この本が私を前進させてくれるような気がした。
物語前半は、中高生向けの設定だし、登場人物にも深みが薄く、私の様な中年が読むには物足りなく感じた。 それが中盤から、どう解釈すれば良いか判らない諸行無常な物語が出てくるし、 後半にはまさか伏線と思わなかった前半の設定を回収していく。 前半で中高生向けの内容と思わせる事も、物語を楽しませる為の、作...続きを読む家としての一つの戦略なんだろうな。 この物語を書ける才能。凄い。
かがみの孤城が大好きで、止まらなくなる本が欲しくて購入。1番に抱いた感想は 「辻村さん天才」 本当に頭の中どうなってるんだろう。。すごかった。自分だったらどうするかなーなんて考えながら読めた。親友の心得刺さりました。
つなぐ使者
亡くなった人に会ってその声を聞きたい悩める依頼人と死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口の使者、そのツナグ物語には引き込まれるものを感じる。
#深い #切ない #感動する
【2022年94冊目】 面白かった…はちゃめちゃに。途中でボロボロ泣きました。「待ち人の心得」が一番好きですね。最後の「死者の心得」でそれまでの話の裏側すべてを回収してくれる建付けも素晴らしかった。もっともっと読みたくなる話でした。
辻村さんの着眼点に改めて脱帽した。短編の一話一話が丁寧に書かれていて多様な人物像が一冊に纏められていてとても良かった。皆さん評価の高い「親友の心得」は人物の心理描写が繊細すぎて私には難解過ぎ、ただモヤモヤが残っただけだった。一番好きなのは「待ち人の心得」。感情移入し易くて、なぜ?と言う疑問も晴れて、...続きを読む諦めがついて、人生切り替えられそうだったから。ツナグの意味は、死者と生者をツナグだけで無く古い使者から新しい使者へのバトンタッチ、更には祖先から子孫への血をツナグと言った意味も含まれているのでは?と勝手に想像した。
初めて辻村美月さんの本を読んだ。 親友の心得が最も印象に残った。 使者によって少しの時間だけ亡くなった人と逢うことは出来ても死者は決して生き返らない。だからこそ生きている人は精一杯生きなくてはいけないなと強く感じた。 そして、自分が死者になった時に会える人、自分が生きているうちに会える死者はそれぞれ...続きを読むたった1人しかいない。決められない気がする。となれば生きているうちに自分の周りにいる大切な人を大切にそして正直に生きていきたい。
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ツナグ(新潮文庫)
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辻村深月
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