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シリーズ第九弾は、その名の通り砂漠等に生息するサバクトビバッタ。時に普段目にする緑色ではなく黒色に姿を変え、大発生・大移動して農作物に被害を与え、黒い悪魔と恐れられたこのバッタとの壮絶な戦いを、著者の成長の過程とともに紹介する。
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Posted by ブクログ
時間的にはバッタを倒しにアフリカへの前の話。 時間的流れが前後したが、この前段階があってアフリカなのねと大納得。昆虫の研究者の人が日々どのようにして実験をしたり課題を見つけたり、相談したりしているかがとてもわかりやすく書いてあり、面白かった。 ところどころ名言が散りばめられているので、笑いだけでなく...続きを読むとてもためになる本だと思う。
『バッタを倒しにアフリカへ』がものすごく面白かったので、こちらも読んだが、個人的には本著のほうが好み。特に研究室でのバッタ研究の様子は珠玉、こんなに面白いことがあっていいのだろうか、と脳内から変な液がでてしまいました。あまりに面白かったので、この本を読んだ人は脳から液をだしながらサバクトビバッタを欲...続きを読むするようになり、ポキモンよりもサバクトビバッタを集めにアフリカ旅行が大流行り、また買い求めるというサバクトビバッタブームが到来、日本人に売れるとなると某国の商人もこぞって砂漠で群生相サバクトビバッタを乱獲、そうしてアフリカでの神の罰は消えてしまい一見落着。ただ、日本にもちこまれたサバクトビバッタはカゴから抜け出したり、飼いきれなくなった人が野に放ったりして、、恐怖は続くのだった、。というような妄想をしてしまったぐらい面白かったです、再読必至。所謂”いちびり”な話だけでなく、科学的根拠に基づいたシリアスなデータや考察もふんだんに盛り込まれグイグイと引き込まれる。フィールドワークも大切だが、研究室でもアドベンチャーだと感動します。リアルインディージョーンズな前野先生、すばらしいです。
モーリタニア国立研究所でバッタ研究に勤しむ前野ウルド浩太郎さんの、研究の記録。フィールドの生物学シリーズの一冊。 前野さんのブログでも書かれていたが、少年の頃に、バッタ大発生の記事で、女性が緑色の服を着ていたばかりに、バッタの群れに服を食べられてしまったという話を知り、いつか自分もバッタに服を...続きを読む食べられたいと願い、そのまま大きくなってバッタ研究員になった。初志貫徹というか、すごい人である。 サバクトビバッタは、主にアフリカで、しばしば大発生し、バッタの群れがやってくると、草という草が食べ尽くされる被害が起こる。 サバクトビバッタは孤独であるときは緑色、群生しているときは黒い姿をし、知らない人は種が違うのではないかと思うくらいの差がある。 孤独な環境で生育したものを孤独相、密集した環境で生育したものを群生相という。 その孤独相、群生相が、どのような条件で移り変わるのかを、メスのバッタが産んだ個体を調査している。 その調査したバッタの数が半端ない。ひとつの論文を書くのに、相当数のバッタを調査しているのである。 また、すぐに使う当てがなくても、孤独相、群生相のバッタを多めに飼育して、研究のアイデアが出たときに即座に研究に取り組めるようにしている。凡人にはできないと感じた。 研究内容もすごいが、バッタ博士の文体も面白く分かりやすかった。 サバクトビバッタ研究に人生を捧げた前野さんの生き様が、絶対に真似できないが、すごい。 ミドルネームのウルドは、モーリタニア国立研究所所長さんにいただいたものである。それを論文のオーサーネーム(著者名)にも入れて使うようになったのだから、その心意気が素晴らしいと感じる。 クマムシ博士の堀川さんの著書やブログでバッタ博士の前野さんのことを知ったのだが、博士になる人はやっぱりすごい。
こういったニッチな分野の専門家が一般の人向けに書く本は、結構な確率で面白いものが多い。おそらく自分の研究が本当に好きだから、人にもその気持ちを伝えたくて仕方がないで愛が溢れているのだと思う。 読後作者の熱い気持ちが少し感染してしまい、いろんな人にバッタの話をしましたが全く盛り上がらず研究者のさみし...続きを読むい気持ちもなんとなく分かりました。
なぜ「読みたい」なのに5つ星なのかといえば、読めば抱腹絶倒面白くて止まらないに決まっていることが著者のブログから分かっているからなのです。もう序文の「だ・である」と「です・ます」が入り混じった文体からやられまくってます。こういう文章を書ける博士になりたい。
サバクトビバッタの興味深い生態についてだけでなく、科学における仮説検証アプローチのプロセスや、著者の研究者としての成長過程を楽しめる。
孤独相と群体相でこんなに差がでる、ということも驚きだけど、それを立証するために行われるさまざまな実験。科学とは、研究とはいかに面白いのか、という一般的な面白さもさることながら、その研究テーマと実践方法、そして著者の人間味も含めた面白さにあふれた本。 そういえば、思い出すことはあまりないけれど、僕も...続きを読む虫の生態が好きだった。もっと若いころに出会っていたら、進路を左右したであろうとも思える本。
バッタの中でもサバクトビバッタに限定した本です。 サバクトビバッタが大発生して農作物にダメージを与えるので、その防除を最終目的として、生態の研究や実験の記録になっています。 難しい単語も良く出てくるのですが、著者のユニークな性格があらわれている面白い話も随所に挟まれていて最後まで素人の私でも楽し...続きを読むく読むことが出来ました。 この方のブログは力の抜ける面白さなので一読あれ。
サバクトビバッタの研究を始めたばかりの修士学生の頃から始まって、博士課程、そしてフィールドワーカーとして旅立っていくまでのエッセイ・・・とも読めるし、どんなリサーチクエスチョンのもと、どんな実験計画を立てて、どう調べたのか、という「研究計画」の勉強にも良い。 冒頭は読みづらかったのだが、これは著者...続きを読むの書き癖のせいか、私が虫嫌いだからなのか・・・。後半はわくわくしながら読んだ。 著者とともに、研究への情熱とわくわく感を共有した。
バッタに「食べられたい」と熱望した少年がサバクトビバッタの研究者になり、アフリカのバッタ研究の先導者になろうと決意するまでが描かれた少年の成長譚。笑える学術書。真に面白いと思える対象を得ることのできた、得るための才能に恵まれた著者の胸熱くなる物語。いや~、面白かった。ぜひ、モーリタニアでの続編を期待...続きを読む。今後ともブログを楽しみにしていきたい。
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