かがみの孤城

辻村深月

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: ポプラ社
• ページ数: 558ページ
• 電子版発売日: 2017年06月02日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[gohaan · ★★★★★]

一

[り · ★★★★★]

かがみの孤城

読了。こころたちの気持ちも大人の気持ちもよく分かるからこそ、現実世界で悩んでるこころちゃんの描写は苦しかった。学生の時にこんな本に出会いたかった。

[ブクログ · ★★★★★]

丁寧な伏線回収が見事！
辻村深月さんの全てが詰まった最高傑作だと思う。
生きてるうちに出会えて良かった。

[ブクログ · ★★★★★]

映画の予告編を見て、気になった小説だったのに、なかなか読まず。ようやく読み始めたら、読むのが止まらなかったです。
ラストが良かった。その後どうなったのか、気になって仕方ない。

[ブクログ · ★★★★★]

あまりにも有名な作品で逆に読めずにいた
かがみの孤城
読み終えて …
もったいつけず早く読むんだったと
深く反省した。

ラストに向かってグイグイ感じる疾走感
こんな感覚で読める作品には滅多に出会えない。

終盤は震えるほど感動した。
大人だからとか そんなことは関係ない
誰もが少なからず経験している大小あれど学校でのトラブルや諸問題。
乗り越えられたり、その痛みを抱えながら成長したり、中にはうまく消化し忘れていたり…
そうやって今がある。
どんな世代にも心に深く響くものがある作品だと思う。

[ブクログ · ★★★★★]

中高生の頃に出会いたかった本！！
でも、いつ読んでも刺さると思います。
それぞれの事情を抱えている7人が城に集められるところから物語が始まります。主人公は学校に通えなくなってしまった中学一年生のこころ。
とにかくこころには共感しっぱなしでした。こころが抱えている事情の部分は特にです。こころの辛さがこちらにも伝わってきてすごく苦しくなりました。程度の差はあれ私もこういう経験あります。

ひとりひとりが一生懸命今日を生きていて、学校に行っている子も行っていない子も毎日色んなことと闘っていて、それでも生きづらくて。そんな状況の中でもうダメだと挫けてしまった時に大丈夫だよと優しく包み込んでくれるような本です。

ほんとに素敵な作品に出会えました！

[ブクログ · ★★★★★]

周りと違うの本当に辛い。でもみんなそれぞれ闘っているんだと思いました。
最後の展開も本当に感動してとても面白かったです。

[ブクログ · ★★★★★]

映画がめちゃくちゃ好きだったから読んだ。本もめっちゃくちゃ良かった！みんなが(うっすらとでも)城のことを覚えておいて、これから助け合っていけるなんて、喜多川先生がアキちゃんだったなんて最高すぎる。
それぞれのその後読みたいくらい好き。

[ブクログ · ★★★★★]

こころたちの様に、学校に行けなくなることはなかったけれど、
同級生からの言葉に、身体が心臓になったかの様に波打って、口が乾いて呼吸が苦しくなる経験あった。
あの頃は、あの小さなコミュニティとそこにいる人の評価が全てで、そんなことを鮮明に思い出させられるほど、描写がリアルで苦しかった。
途中で読めなくなりそうだったけれど、本当に最後まで読んでよかった。

"たかが学校"

大人になれば、学校だけが全てじゃないってわかるけど、中学生の頃はあそこが全てだった。
でも、そうじゃない、闘わなくてもいい、別の道ならたくさんある、
今を苦しんでいる人が、このお話を読んで少しでも救われるといいな。

[ブクログ · ★★★★★]

まだ小さかった頃の心が、蘇るような本だった。

みんな、闘っている。
普通の子になれなくて、苦しくて、分かってくれる誰かを探している。
うまく言葉にできなくても、心から思ったことは相手に届く。時にはぶつかる時もあるけれど。

そんな、些細な、でも私たちの人生を作っていた「毎日」を描いている優しい本だった。

始まり方も、終わり方も、分かった時に心が熱くなった。