ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
新宿西口地下にあるケーキ屋のガラスケースの上にすわる猿の人形。向かいの喫茶店で働く純子は、この猿に結ばれている赤いリボンが、時によって位置を移動するのが気掛かりだった。(「踊る手なが猿」) 都立高の敷地から江戸時代の墓地が? その中の樽形の棺に男女2体の人骨と、密封された小壺が入っていた。(「暗闇団子」) サスペンス&トリック傑作集。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
『展望塔の殺人』のように御手洗、吉敷に頼らない短編集でサスペンス・倒叙物・幻想文学・時代物とそれぞれヴァラエティに富んでいる。 新宿地下街図を「踊る手なが猿」になぞらえた奇抜な発想が見事な表題作、正統派トリック物から一転して意外な真相にいたる「Y字路」もいいが、何といっても最後に収められた「暗闇団子...続きを読む」が白眉だろう。こういう切ない恋愛物を書かせたら島田荘司氏は抜群に上手い。一瞬泡坂妻夫かと思った。これが読めて私は倖せだよ。
目次 ・踊る手なが猿 ・Y字路 ・赤と白の殺意 ・暗闇団子 「踊る手なが猿」は、手なが猿の意味が分かれば事件のからくりはわかる。 だから純子がそれに気づいて泣き崩れるところで話が終わった方が、切れがいいんじゃないかなあと思ったんだけど、猿の種類がハヌマンラングールであることにこだわるのなら、最後の...続きを読むオチまで持って行くしかないのか…。 その方が動物としての人間の性が感じられていいのかもしれない。 でも、私なら猿の種類にこだわらずに、猿に気づいたところで終わらせるなあ。 好みの問題だと思うけど。 「暗闇団子」はタイトルのおどろおどろしさとは反対に、すごく切ない恋物語。 お初にとって、人生で立った半年だけの幸せな時間だったんだろうなあ。うるうる。 江戸時代の庶民の生活が生き生きと描かれ、ついうっかり居眠り紋蔵さんはいつ出てくるのだろうと思ってしまった。 4つの作品がそれぞれ全く違った味わいで、うまいなあと思う。 どの作品が好きかは、その時の気分だな。 今は「暗闇団子」が一番いい。
ミステリー作家として有名な島田荘司の短編集。最初の二編は島田荘司らしいが、後二編はイメージと違いました。特に最後は江戸時代の悲恋モノと言えそう。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
踊る手なが猿
新刊情報をお知らせします。
島田荘司
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
御手洗潔のダンス
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木
占星術殺人事件 改訂完全版
改訂完全版 異邦の騎士
御手洗潔の挨拶
飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~
新しい十五匹のネズミのフライ―ジョン・H・ワトソンの冒険―(新潮文庫)
網走発遙かなり 改訂完全版
「島田荘司」のこれもおすすめ一覧へ
▲踊る手なが猿 ページトップヘ