素粒子論はなぜわかりにくいのか

素粒子論はなぜわかりにくいのか

1,738円 (税込)

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4.4

ようやくあなたの素粒子に対するイメージが具体的になる!素粒子論の「やさしい解説」を何度聞いても,どうにも腑に落ちない…。それもそのはず,多くの人は,素粒子論を理解するためには避けて通れない「場」の考え方について,ほとんど学ぶ機会がないからだ。素朴な“粒子”のイメージから脱却し,現代物理学の物質観に目覚める,今度こそわかりたいあなたのための素粒子入門。

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素粒子論はなぜわかりにくいのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    素粒子がなぜ突如として変化するのか、なぜ素粒子の交換が力を生むのかという点を、場の概念を用いることで理解しようという主張。素粒子はビリヤード球のような粒子ではなく、場の波動が量子論的な効果で粒子のように振る舞っているものである、ということを、固定バネと連結バネの例えを用いて説明してくれています。目か

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    2019年04月04日

    Posted by ブクログ

    素粒子が「粒子」であるかのように語る「やさしい解説」では,素粒子論の本当の姿は分からない。素粒子の概要をつかむには,どうしても場の理論の考え方が必要だ。本書は,数式をほとんど使わずに,素粒子論を支配する場の考え方を丁寧に説いてくれる。素粒子は,実態を伴った粒子などではなく,場に現れるエネルギーの集中

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    2015年03月07日

    Posted by ブクログ

    場の理論からするといわゆる粒子はなく、粒子的なものがあるだけである!

    素粒子、とくに量子色力学を卒論で私が20年以上前に取り上げたときには、このような本はなく、ただひたすら数式を展開している感じだった。

    本書はいろいろな意味で目から鱗である。

    超弦理論について盲信を戒めたり、繰り込み論は無限大

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    2014年08月04日

    Posted by ブクログ

    場の量子論のイメージが持てるようになる優れ本

    なぜわかりにくいのか → 現代物理の基礎となっている「場」を説明していないから。
    ・していないというより、今までできる人が居なかったというのが正しいと思う。
    ・著者は、これに成功した初めての人だと思う。(経路積分による量子化手法で)
    ・原子論的な世界観

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    2014年07月21日

    Posted by ブクログ

    一般科学書は科学者の名前が羅列されているだけなことが多いが、この本は違う。
    素粒子論が分かり難い部分である、場の量子論の初等的解説本。計算ができる粒子の量子力学より、直観的には場の量子論の方がわかりやすい。計算はできないがw
    教科書の副読本としてピッタリだと思う。

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    2014年04月12日

    Posted by ブクログ

    解題すると、素粒子は「粒」ではなく「場が波立ったものである」ととらえなければ理解できないのだ――という本。と言ってしまえば簡単なのだけど、それを「イメージ」できるよう、ていねいに解説してある。そこまではわかったのだが「ゲージ対称性」のところは、私の頭ではいまひとつ理解できなかったのだが。それでも、「

    0
    2014年03月21日

    Posted by ブクログ

    う〜ん、やっぱり場のイメージは捉えがたい。素粒子が粒子イメージではなくばねイメージで考えるということはなんとかわかったけど。

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    なかなか難しかったが、他にはない視点で書かれているのは良かった。場という概念がイメージしづらい。高校まででは習わないので全く馴染みがない。それ故に素粒子論が分かりにくいのは、そのとおり。本書を読んで少しだけ理解が進んだかも知れない。他の啓蒙書と併せて読めばさらに理解が進むかも。正弦波の時、波が粒子と

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    2014年06月22日

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