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「本当の自分」にはどんな能力があるんだろう? ハーバード大学卒業生による投票で3年連続人気教授に選出された著者による、パーソナリティとウェルビーイングの関係を科学的に解明した最新刊! BBC、ニューヨークマガジン、ハフィントンポスト、フォーブス等、各メディアで絶賛されたもっとも読むべき1冊! 「遺伝」でも「環境」でもない、「第三の性格」を知るときに、本当の自分が見える。
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Posted by ブクログ
最近その発展が目覚ましいといわれるパーソナリティ心理学の知見と幸福度をまじえて語られていく本です。著者は、ハーバード大学卒業生のアンケートによる投票で3年連続人気教授に選出された方です。ここぞというところのユーモアのセンスがよく、楽しみながら読み進めていけるうえに、わかりやすく学びや気づきを多く得ら...続きを読むれる良書でした。 __________ 私たちは、他者を理解しようとする試みを通して、自分を深く理解することになり、自分を深く理解することによって、世界を違った視点で捉えられるようになり、もっと自分の能力をいかすことができるようになります。(p1) __________ →本書を読み進めていくと、人ってほんとうに多面的にふるまうし(そして、多面的にふるまってよいのだし)、様々な傾向を持った人たちがいることがわかります。「人はこうあるべき」というように、自分の性質に寄せたかたちでなされた意見って数多くあります。僕もそういう意見を言ったり書いたりしますが、それらは自らの願望に沿う形で周囲や社会の在り様を画一的にしようという目的が隠されていることが、本書を読むことの副産物としてわかってきました。もっと、人それぞれであることを認めあい、棲み分けていくのがもっとものような気がつよくしてくるのでした。また、好きな人のことをもっと知りたい、理解したい、と思い、行動することは、自分自身を深めもするようだということが、引用の文章からわかります。人に惹かれるのってとってもいいことですね。 パーソナリティ心理学では、「評価基準」という考え方を重要視します。内向的か外向的か、面白いか退屈か、かっこいいかかっこ悪いか、明るいか暗いかなどを、人は○か×かで判断しがちなことを本書は指摘しています。そしてそれを評価基準と読んでいます。実際は、内向的か外向的かにしても、15:85だとか、60:40だとか、割合があるものですが、0か1かみたいに判断してしまいがちだそうです。そして、その○×評価基準方法が、人を苦しめてしまう。極端なだけに、自分自身でだったり他者からだったり、それが駄目なこととされてしまうと、寄って立つ柱を失うので、とても不安定になってしまいがちだということです。 また、それに絡んで、ヒト志向とモノ志向があると述べられています。外見や言動に注意を払うなど、心理的に解釈しようとするのがヒト志向です。これはもっともですし、一般的なように感じられますが、モノ志向の人は、客観的なデータに固執するところがあるそうです。つまり、統計的にこうだからこの人はこうだろうだとか、こういった類型に当てはまるからこの人はこうだろう、というようなパターンだと思われます。 評価基準は僕らが物事を見るための枠組みになりますが、閉じ込める檻にもなると著者は警告しています。だから、自分にはこういう評価基準があるのだ、と自覚的になれるとよいのだろうと推察されます。そうできたならば、柔軟な姿勢で評価基準を変える努力をできますし、不寛容さに縛られることも減るのではないでしょうか。そして、評価基準は多いほうがよいそうです。そのほうが、環境の変化に対処しやすいのだとあります。 パーソナリティは遺伝的に決まっていたりしますが、たとえばもともと内向的な人が、社会で働くときには外向的にふるまったりします。それはその状況や場所が要求するのでそうせざるをえなかったのでしょうけれども、本書では、そういったもともとのパーソナリティの枠を超えたふるまいをすることは、自身の視点を増やすなどポジティブな効果があるとして肯定されています。しかしながら、自分のパーソナリティを越え続けるとかなりのストレスになるので、もともとのパーソナリティを出しながら安らげる場所を持つことが大事だと述べられていました。この部分は、自分探しにの話にもつながってくるでしょう。もともとの自分と社会的な自分が入り乱れてどれが基本の性質なのかわからないから自分を探すというのはあるのではないか。または、私的な自分と社会でふるまう公的な自分の落としどころを探すというのもありそうです。社会での振る舞い方をどうするか、社会的な部分での自分を探すという意味です。 本書ではほかに、ABCD性格診断のタイプAについて述べてある箇所や、セルフモニタリングの高い人と低い人、自己解決型と他者依存型などについて述べている箇所があります。タイプAとは、いわゆる押しが強い人です。「競争的」で「いつも時間に追われて」いて、「自分だけではなく他者に対しても要求が高く」、「声が大きく」、「話がのろいと感じると割って入り」、「タスクに集中すると身体が発する信号に鈍感になる」などの特徴があります。タイプAが有名なのは、心臓発作のリスクが高いからだそう。でも、こういった人って珍しくないですよね。企業で欲しがる人、正社員として欲しがられる人、出世する人は、たいていタイプAかもしれません。ちなみに、セルフモニタリングの高い人も出世しやすいです。セルフモニタリングの高い人は、カメレオンのように、人や場所に応じて自分のふるまいを変えられる人です。誠実性という面においてはマイナスですが、反対に、コミュニケーションを円滑にすすめるタイプです。 そんなところですが、とにかく気づきを得られるトピックの多い本だこと! 以下では、箇条書き的に書いていきます。 ・精神病者と精神病者ではないけれども変わり者とされる人とクリエイティブな人は、性質が似ています。みな、制約を嫌う点などがそう。入ってくる情報を制御するフィルターの目が粗い彼らは、情報過多になりやすいのでした。精神病者の場合は、情報を処理しきれず調子を崩していく面があります。では、どういった違いで精神病者になるかクリエイティブな人になるかが決まるのでしょうか。それはひとつに、知性の高さがポイントになっているようでした。うまく情報を仕分けしたり、解釈したりという知性が、分水嶺となっているようです。とはいえ、きっぱり割り切れた判断基準ではないのだと思います。 ・人はなにかをコントロールできる、あるいはやろうと思えばできる状態にあると、比較的すくないストレスを受けるだけで済むようです。以前、「コントロール心理学」の分野で得られた知見だとしてなにかの本で読んだことでもありました(いったい、何の本で読んだんだっけ)。この、「支配にどんな意味や効力があるのか」を研究する分野がアメリカにはあるんですよね。支配・被支配について重く考えるのって、やっぱり欧米だなって感じがしてきます。コントロールできるから、という安心やそれによるストレス耐性は、希望を持つことによる効能と似ていると思いました。 ・都市は情報が多いから、情報過多にならないためにそこで生活する人々は無関心になっていく、という考察がありました。とてもスマートな視点です。たとえば他者と関わり合いになることは情報を得ることであり、情報処理が必要になるから、そうならないように情報を遮断するために無関心になる、というものでした。けっこう納得がいきましたが、どうでしょうか。まあみんながみんなそうではないですけれども。 ・「このほうがいい」とか「これはだめだから、こうしよう」だとかの意見ってよくあります。自分もそう言いますし。でも、それって、「こうなったらいいのに」という願望に基づく画一性の実現へ向かっている考えであることが多いです。人それぞれ志向も性質も違うことはほんとうに大切なんだよなあ、と本書を読み終えて痛感しました。 ほんとうに、よい本でしたよ。
特に9章、10章が素晴らしい。最後の締めのオーウェンフラナガンの著書からの引用が、読んできた内容の総括として勇気づけてくれる。
自分と他人の性格や人生観の違いを感じ、悩み迷っていたわたしにとって自分と他人を知り、歩み寄ろうとするきっかけの本となりました。
心理学を大学で勉強していた自分としてはとても面白い本だった。 ただ、知識が書いてあるのではなく、研究なども紹介しながら、自分を振り返ることのできる本だと感じた。 パーソナリティ心理学に興味がある人には入門にぴったりの本だと思う。
2021/06/01 心理学の中でもパーソナリティ心理学について記されている本だ。内容も平易で、簡単な診断テストもついていて読みやすい。 改めて、自分だけが正しいわけじゃないということを学んだ。世の中には多種多様な“特性”を持った人がいる。この特性という言葉は、特別支援にいたときに「この児童・生徒...続きを読むは○○な特性がある」というようにも使っていた。良い面も悪い面も、その人物の特性であることに変わりはない。つまり、特性とは判断するものではなく、認識するものなのだ。 私は社会人になってから“バカ・デブ・ブス”は努力不足な愚かな人間だと思っていた(口が悪い)。ただ、それもまた特性なのかもしれない。そう思うと、心は穏やかだ。 正直なところ、自己理解・他者理解を指導する立場にあったものとして、気づけていなかったのが恥ずかしい限りだ。 私は外向型で、タイプAと呼ばれる人種だろう。おそらくクリエイティビティも高い。これもまた、一つの特性でメリットもデメリットもある。また、「○○の方が“効率的”である。」と言われると(根拠を示すとなお良い)説得されやすい。それも、パーソナリティに含まれるだろう。 この本を読んで、私は他者と生きる方法を学んだ。パーソナリティ心理学をバカにしている人物にこそ、読んで欲しい一冊だ。
めちゃくちゃ面白い! 心理学を専門的に勉強したことはないけど、それでもサクサク読めました!読みながら、「こういう人いたな〜」と自分の周りの人間に当てはめれるものもあり、それだけに面白さが倍増しました!多くの実験等を用い、科学的根拠のある内容です。 この本に書いてあったことを自分も実践し、周囲の人にも...続きを読む適用できるようにしていければ、もっとこの本に対する面白さが増すのかな、って思いました!
2024/02/24読破 一言 自分の性格理解と、行動改善の一助となる「かも」 感想 後天的な性格を改善する手段がたくさん載っていました。現状の理解、世の中の性格、今後の方針までこの一冊で大体網羅できます。引用したエビデンスも多く載っており理解が捗りました。DAIGOさんの本に構成が似て...続きを読むいるので、好きな方は読みやすいかと 下記は印象に残った点 p198 クリエイティブなグループは 「複雑、非対称、不均衡」な絵を好む ↓ ポール・ゴーギャンの作品である「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」が連想されました。 創造性を育むには、非対称のものを見る、好む習慣をつけるのもいいかもしれない。
結論だけ見ると結局そういうことかとなる。ただその結論を知っていてこれまで実行に移していなかった状態から、実行に移したいと思える本。 前半は研究データや体験談からなるほど理解し、最終章の実行編で、このために前半理解が必要だったのかと理解。ただ実行編が薄い。それだけでもう一冊作ってほしい。
性格心理をベース最新の心理学研究をわかりやすくコンパクトにまとめた良書 人間の個性を理解し、自分自身の価値の高め方に方向性をつけたい人にオススメ
悩み相談を行った時、悩みを聞いてくれた人がゴリ押ししてきた本。 読んでみるとめちゃくちゃ良かった。 世界は結局自分自身の評価軸を基にしないと見ることはできず、他人を主観的に見ることなんてできないので、どうしても自身の評価基準に則した判断しかできない。 分かっていたつもりだったが、改めてこう言語化...続きを読むして伝えられると、自分はまだまだ狭い(若しくは少ない)範囲の評価軸でしか自分を含めた人々を見れていなかったことに気付かされる。 「なぜ自分はこうなのか」「なぜあの人はこうなのか」、常に悩まされ進化心理学とか色んな本を読んでみたが、当然それはあくまでも事実であり、面白くはあったが自分の悩みを解決してくれる訳ではなかった。 この本に書かれているのも実験を行って見えた事実ではあるが、この事実にはどこか温かみがある。 その事実に対する解釈の仕方次第なのかな? この本で有意義だったのは「自分を省み」たことだ。 全体的な構成としても自然とそうなるように書かれていると思う。 自分の評価軸を考えたことはとても有意義だった。 自分の評価軸は多分「自身が言ったことに対してコミットメントできているかどうか」だと思う。 自分が出会ってきた人を見てみると、その大多数は人(僕)に言ったことや口に出した理想論や指摘事項を、自分だってできていないと感じる。 そんな中で成長し、そして反発してきたからか、自分の中では「自身の言葉に責任を持つ」ことこそが非常に重要なのだと位置付けられてきたのだと思う。 しかし、現実はそう簡単にいかない。 自分の言葉に責任を持つことは立派だが、物事には色んな見方があるし、解釈や求められることも様々なのだ。 「あっちではこの考え方が正しいのだが、こっちではその考え方はただしくない!」なんてことがしょっちゅうだし、 職場の小さな世界ですら、「あの人からはこう教えられたけど、この人からはこう教えられた。」なんてことがある。 言葉にせずともアタマの中で「こうありたい」と思っていることに、どうしてもコミットメントできない場面が沢山ある。 そしてそれはいけないことだと思っていた。 それは自分の嫌いな人達がしてきたことで、それに対して自分は怒ってきていて、そして将来的には自身の価値を下げてしまう行動なのだと思っていた。 そうして「コミットメントできてるかどうか」を重視していた自分は、段々自身を含め人の言動が異常に気になるようになり、必要以上に慎重に言葉を選ぶようになり、コミュニケーションが嫌いになっていた。 しかしそうじゃなくて、 その場その場に合った評価軸、つまり「今何を求められているか」を考える大切さに気付いた。 今まで「自分はどう在りたいか」とか「将来的にどうなっていたいか」ばかり考えていたけれど、それよりも今自分にとって大切なのは「今この場ではどうなっていたいか」なんじゃないかと気付くことができた。 この気付きは一生ものなんじゃないかと感じている。 この本を教えてくれた人に大変な感謝を述べたい。
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