世界一子どもを育てやすい国にしよう

世界一子どもを育てやすい国にしよう

1,320円 (税込)

6pt

ここ数年少子化や待機児童、産休、育休等、子どもにまつわることが問題になっていますが、これらは放っておけば国力低下につながるものばかりです。そこで、出口さんと駒崎さんに「子どもにまつわる問題をどう解決するか?」をテーマに、社会の仕組みや仕掛け、働き方、幼児教育の重要性、この国をどんな国にしていきたいか等、語っていただきました。ふたりに共通する思いは、「子育てする人も、そうでない人も、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせる社会づくり」に尽きます。今、自分にできることは何か、個人や社会が一歩前へ進むきっかけになる本です。

はじめに
第1章 ヒトが生きてきた歴史に学ぼう
第2章 社会の仕掛け、仕組みを変えよう
第3章 働き方を変えていこう
第4章 教育こそが人間形成につながる
第5章 年齢フリーのチャイルドファースト社会へ
おわりに

<著者プロフィール>
出口治明(でぐち・はるあき)
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長。1948年生まれ。京都大学法学部卒業。日本生命保険相互会社に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。2016年6月より現職。『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『直球勝負の会社』(ダイヤモンド社)、『「全世界史」講義』(新潮社)等、著書多数。
駒崎弘樹(こまざき・ひろき)
認定NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年日本初の「共済型・訪問型」病児保育を開始。2008年「Newsweek」の〔世界を変える100人の社会起業家〕に選出。2010年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。のちに小規模認可保育所として政策化。2014年、障害児保育園ヘレンを開園。複数の公務を兼任。『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(ちくま文庫)、『社会をちょっと変えてみた』(岩波書店)等、著書多数。

※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『世界一子どもを育てやすい国にしよう』(2016年8月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。

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世界一子どもを育てやすい国にしよう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子育てについての日本の現状をきちんと学べる本。本書は日本の子育て環境がいかに歪んでいるのかを教えてくれる。「ベビーカーが迷惑という話があるが、マイノリティはいつもマジョリティの迷惑だという事実がある」、「日本が世界から最も遅れているのは、女性の社会的地位」、「待機児童問題は、年金や医療費みたいに大き

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    敬愛する駒崎さんと出口さんの対談本は、期待どおりにおもしろかった。勉強になった。

    ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。

    序盤は歴史から始まる話が多く、駒崎さんが相槌を打つだけというのが少しおもしろい。話が展開して、駒崎さんが新しい選挙制度を次々に提案したりするから、やっぱりお

    0
    2021年09月01日

    Posted by ブクログ

    ライフネット生命社長の出口氏とフローレンス代表の駒崎氏による対談。少子化が進む日本の問題について、ただの対談だけではなく数値で示されており、また駒崎氏については実際に病児保育や赤ちゃん縁組の事業を立ち上げた経験があるため説得力があると感じた。未来ある子どもたちのため、自分にも何ができるか考えて行動し

    0
    2020年11月10日

    Posted by ブクログ

    出口さんの幅広くて深い知識と、若い新鮮な駒崎さんの真っ直ぐな思考が、スッーと自分の中に入ってきた。
    文字の奥にあるものを、考えることが楽しくて、二度読みをしてしまった。出口さんの本をもう少し追いかけてみよう。

    0
    2020年07月19日

    Posted by ブクログ

    現状の問題点の指摘や改善提案などが、もっともなことばかりで、どうしてそういう世の中に変わっていかないのか不思議で仕方がない。既得権益を守り抜こうとしている人たちがいるため? 例えばこんなことなど。
    ・年配の人にかけるお金に比べて子育て環境を改善するために必要なお金は桁違いに少ない、要はトップのやる気

    0
    2018年10月07日

    Posted by ブクログ

    日本と世界を比較することで、遅れている点や改善すべき点が分かりやすい。
    問題と思っていなかったことも、実は…ということが多々あり、勉強になります。

    教育の目的
    ・自分の頭で考え、自分の言葉で意見を表明できる力を育てる
    ・現実社会で生きていくための武器を与えること
    (お金の使い方、社会保障の仕組み、

    0
    2022年02月18日

    Posted by ブクログ

    ・少子高齢化社会になると、民主主義が上手く働かない。いつ死ぬかわからない高齢者が大多数になると、長期的な政策がたてにくくなる。
    ・子どもの認知能力(読み書きなどの点数で表せる能力)は小学校入学後からでも取り返せる。しかし、非認知能力(思いやり、我慢などの点数で表せない能力)は、幼児期に適切な刺激を与

    0
    2021年07月08日

    Posted by ブクログ

    世界一子どもを育てやすい国にするには、女性の立場をもっと保障して優位にしたり、働き方や税金の使い道をもっともっと変えなければならない。そのためには先進国でも群を抜いて低すぎる若者の選挙への投票率を上げる必要がある。選挙の前にこの本を読めてよかった。みんなちゃんと選挙に行こう。有力候補がイヤならば、棄

    0
    2017年10月05日

    Posted by ブクログ

    とても賛同できる内容だった。
    ただ、やや理想論的すぎるきらいがあり、もう少し手近なところからやれることがないか考えないといけないと感じた。

    0
    2018年04月21日

    Posted by ブクログ

    講演を拝聴したことのある、出口さんと駒崎さんお二人の対談だったので、それぞれの人柄も感じながら、面白く読み進めた。日本の子育てをよくするための鍵は高齢者。

    0
    2017年02月24日

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