ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
明治36年、山口県に生まれた童謡詩人金子みすゞ。 彼女の残した作品には、小さな動植物に対する深い愛情や悲しみ、そして子供の持つ独特の感性などが、みずみずしい言葉で綴られています。 本書では、金子みすゞの名詩を93編収録。 こころに響く金子みすゞの詩を味わってください。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
読んで改めて思う。 金子みすゞは天才だと。 こんなにも無邪気で、透徹した目線で、それでいて詩としての完成度が高い。童謡詩人と言うだけあって、子どもにも口ずさんで読んであげたい詩ばかりだ。もちろん、大人になって読んでも響く。 有名な「私と小鳥と鈴と」や、「こだまでしょうか」も収録されており、充実した一...続きを読む冊だ。 私は特に序盤に収録されている詩が好きで、「大漁」の鋭さ、「お菓子」のやっちゃった背徳感の描き方、「こころ」の母親を寛大な目で見ている幼い子ども心、「不思議」の不思議に思うことを当たり前と言われることすら不思議と捉える純真さ、「二つの草」のお互いの立場が違う故に分かたれる物悲しさとそれでも知らずに隣にいるという事実の尊さ…語り始めればキリがない。 中でも一番好きな「土」を引用させていただいて〆る。 ーーー 土 こッつん こッつん 打たれる土は よい畠になって よい麦生むよ。 朝から晩まで 踏まれる土は よい路になって 車を通すよ。 打たれぬ土は 踏まれぬ土は 要らない土か。 いえいえそれは 名のない草の お宿をするよ。 ーーー …なんと優しいうただろう。
金子みすゞ、この高名な詩人の作品を永らく読んでいなかったことを恥じる。常に平易な言葉で語られているが、素晴らしい抒情性豊かな詩が多い。 私と小鳥と鈴と 夜ふけの空 雪 海へ 星とたんぽぽ 金魚のお墓 浜の石 積った雪 などが印象に残った。 もう一人の郷土の詩人、中原中也に勝るとも劣らない。素晴らしい...続きを読む詩人だ。
東日本大震災の際に『こだまでしょうか』が流されて、気になっていた詩人です。 みすゞさんの詩は優しく心に染みる。でもちょっと寂しさも含まれ、それは彼女の育った環境によるものなのかもしれません。 『私と小鳥と鈴と』の「みんなちがって みんないい」この言葉を読むと、大袈裟ですがなんか許されている、そのまま...続きを読むでいいよ、と言われているような気持ちになります。今も制限の多い時勢で、そんな時こそ彼女の詩に触れてほしいです。
みすゞの詩は優しく愛情深い詩の中に悲しみが同居していて、ドキリと胸を突くような瞬間がいくつもあって表現感性での言葉の中にある発見がみずみずしい。
「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「不思議」「誰がほんとを」「星とたんぽぽ」「ばあやのお話」が印象に残った。瑞々しい感性を失わず、保ちたいと思います。
美しき言葉に触れ、心の栄養素としてバランスが良い本。 詩は完成形ではなく、読み手の解釈力が合わさって、世界に一つの「詩」となると思います。
私と小鳥と鈴と、 不思議、 蜂と神さま、 雀のかあさん、 雪、 星とタンポポ、 露、 美しい町、 などなど とても良い詩集です。
2020年16冊目。(再読) 誰かが喜んでいる裏で、人知れず悲しんでいる人がいる。そういう「見えないけれど、たしかにある」ものへの繊細過ぎる感性が、人だけでなく、動物や植物、天体や自然現象にまで働いてしまう。大げさでなく、万物に耳を澄ませ、声を聴いていたのではないかと思う。 だからこそこんなに素...続きを読む晴らしい言葉を紡げるのだと思うし、だからこそいろいろなものが見えすぎて苦しい面もあったのではないか、と想像してしまう。ときどき見せる茶目っ気のある詩はかわいらしいけれど。 どの詩も、リニアに情景が動いていくというよりも、かなり構造化されている印象。A→B→C→D→E......ではなく、A→B→A'→B'→A''→B''→C.....というような感じ。これは何かに似ていると思ったら、モーリス・ラヴェル作曲の『ボレロ』の流れだ。この詩人が好きになる理由が、またひとつわかった。 ========== 2012年86冊目。(初読:2012年11月12日) 見えないものを、見ようとする。 聞こえないものを、聞こうとする。 役割のなかったものに、役割を見出す。 そんな心が見事に表れている。 素晴らしい詩集でした。
金子みすゞ の詩集を衝動買いしました。 今読んでいます。 金子みすゞ の生涯って決して幸せではなかったようです。 結婚した男は最悪。 最愛の娘をその男に渡さぬ為にみすゞは自ら命を絶ち、究極の抗議をしました。 金子みすゞの詩は、みずみずしい子供の感性と、びっくりするような意外性のある悲しみを見抜く...続きを読む目、どれもが光る作品が多い様に思います。 僕の本棚から、また取り出して、時折眺めたい至極の言葉の達です。 余計な解説が無いので自分の感性で読める、良書です。
命、自然、小さなもの、事象一つ一つに目を向け、宝物のように大切に取り上げる。 作者の慈しみ深さ、洞察力にハッとさせられる作品の数々でした。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
金子みすゞ名詩集
新刊情報をお知らせします。
金子みすゞ
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
永遠の詩01 金子みすゞ
試し読み
金子みすゞ 海とかもめ
金子みすゞ おひさん、あめさん
金子みすゞ 子どもの時計
金子みすゞ詩選集 雨のあと
金子みすゞ童謡集 明るいほうへ
金子みすゞ童謡集 このみちをゆこうよ
金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと
「金子みすゞ」のこれもおすすめ一覧へ
▲金子みすゞ名詩集 ページトップヘ