もういちど生まれる

もういちど生まれる

617円 (税込)

3pt

彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遥。みんな、恥ずかしいプライドやこみ上げる焦りを抱えながら、一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。

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もういちど生まれる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    モラトリアムか

    「海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか。泣きたいのを我慢しているような空を電車の窓から見上げると、イヤフォンが少し動いて、耳の中から音楽がこぼれ落ちそうになった。」
    この冒頭にわたしは震えた

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    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    20才の若者を描いた作品。裏表紙の「若者だけが享受できる世界...」と記載通りの内容であった。特に最後のハル(遥)目線の物語において、周りは努力をしていない、自分は努力してる特別な存在だと思っていたが、努力が報われない。若者が世の中現実を知った時の感情を作者の巧みな表現で描かれており、朝井リョウ作品

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    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    どう生きて、どういう人生を送ったらどう他人から見てもらえるのか、でも見てもらうだけ、外側だけじゃなくて、大切な人には自分の内側本当を見てほしいでも、言えないみたいな10代なので共感しまくり。

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    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    読んでた高校生の頃を思い出す…
    朝井リョウさんの小説読みやすいので、本にゆかりがなかったり久しぶりに読む!みたいな人でもぜひ読んで欲しいなあ…

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    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    連作短編で読み易かったし、お互いのことをよく理解できて面白かった。

    1話目を読み終わった時、この作品好きかもしれないと感じて全部読み終わった後やっぱりとても良かったと思った。

    「燃えるスカートのあの子」と「破りたかったもののすべて」が良かった。

    リアルな感情が読み取れる上にフィクションでも厳し

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    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんが10年以上前に執筆された小説ということで、興味を持って読んだ。
    特に心に残ったフレーズをまとめる。

    ・これは、自分のまわりにあふれる「すごい」の中に溺れて、ダンサーになる以外の夢を見ることができなかったころの、私だ。
    ・他人に、自分を、こんなふうに見せていたことが、恥ずかしくて、寂

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    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    大学生活の1番
    20歳、生物学的法的には成熟した大人、だけど学生で両親の金銭的精神的支えによって生きている。
    大人と子供の間で学生と社会人の間で私にはなにができるだろうか、なにをしなくてはいけないのだろうか。
    多様なアイデンティティが認められる世の中で自分をどのように確立していけば良いのか考えさせら

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    短編集の登場人物が繋がっているからこそ、誰の視点から見るかで見え方が全然違っておもしろかった!

    子供でも大人でもない20歳前後ならではの感情が、少し懐かしく感じてしまったけど、すぐ人と比べたり、見栄をはってしまったり、そういうところは年齢関係なく悩んでしまうのかもしれないな、と思った。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    各話読んでても話が離れ過ぎていないというか、あ!この人さっきの話で出てきた人だ!ってなって、それが読んでてすごく楽しかった。
    私と似てる主人公もいれば、私と全く違う振る舞い方をする主人公もいたけど、そういう主人公たちの抱えてる痛みとか不安が、なぜだかすっと自分の中に落ちてきた。

    どのお話も好きだっ

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    物語に現れる沢山の人生が一面的ではなく様々な角度から描かれていて、その一人一人をより奥深く感じられる作品だった。何者かになりたい想いと、何者にもなれない諦めが混在する若者たちの毎日が自分とぴったりハマって共感の連続だった。

    0
    2024年03月21日

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