ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
宮中での取っ組み合いの喧嘩、従者の殴殺、果ては邸宅建設のために平安京を破壊――。優雅な王朝時代のはずが、貴族たちはやりたい放題。当時の日記をもとに、貴族たちの意外な素顔を探り出した意欲作。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
現代人からみると、しょぼい動機で殴りあうどころが暴力沙汰を起こす貴族たち。たいへん読みやすく、歴史の知識がなくても十分楽しめます。
歌人として名高い藤原定家さんが年下の少将相手にマジギレして、プロレスのヒールよろしく凶器で相手の頭カチ割ったって話を知った時「芸術家は気難しいからね」などと思ったんですが、間違ってました。 定家さんは王朝貴族としては平均的な気の短さと血の気の多さの持ち主だっただけみたいです。 タイムスクープハンタ...続きを読むーでも取り上げられた「後妻(うわなり)打ち」。 あの番組見た当初は「さすが戦国・江戸時代は武闘派だね」と思ったんですが間違ってました。 平安時代のルール無用流血どんと来いなノリの後妻(夫)打ちを、武士道精神に則って文化的なものにした結果の風習だったらしいです。 帝の御前でパンツレスリング(意訳)はじめる公卿の御曹司たち。 男相手に肉弾戦しかける宮仕えの女房さん。 自分をコケにした相手は物理でボコる皇子様。 バカかDQNしかいない殿上人。 イカレたメンバーばかりの王朝貴族たのしいです。 やっぱり生の根源は闘争本能だよねって、読んでてなぜか安心できます。 そんで、読み終わった頃には良識人の藤原実資さんにいつの間にか惚れてるという、賢人右府のステマ本()
むやみに過激なタイトルなくせに、その実、中身は肩透かしと思いきや、むしろ控え目な題名だと感じるほどに乱暴狼藉のオンパレードでした。事件のほとんどを藤原実資(さねすけ)の日記だけに根拠を求めているのはやや乱暴な気もしましたが、それでも喧嘩、集団暴行、家宅破壊その他諸々、決して微笑ましくは無いエピソード...続きを読む満載で、貴族の一般的な印象を見事に覆してくれます。週刊誌や夕刊紙のゴシップ記事がお好きな男性向けの内容かもしれませんが、平安朝ファンの女性にも読んでいただき、この時代の暗部をも受け止めてもらいたい気もします。
タイトルインパクトありすぎ。早く読みたいです! ※読みました。タイトル通り目からウロコな本でした。平安貴族がこんなにも粗暴だったとは…。源氏物語は当世の人々にとっても、かなり理想的なファンタジーだったのだなあ…と勉強になりました。しかし藤原氏、やりたい放題ですね。
ありそうでなかった、という点では、観点が面白い。 大抵の人が持つ「王朝貴族」の概念を覆す内容だろうが、所詮、人間。いつの時代でも、こういう人々は存在するものだという良い証拠。 付録の暴力事件年表に、一番心惹かれて購入の品。
光源氏は暴力沙汰を起こさなかっただけでも、十分理想的な貴公子といえたらしい 本当に「王朝貴族」はどうしようもないな。 やれやれ。
貴公子達は、わりとドラ息子が多かったんだなあとビックリしました。芥川の「羅生門」世界と繋がっているような気がします。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
殴り合う貴族たち
新刊情報をお知らせします。
繁田信一
フォロー機能について
「角川ソフィア文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
天皇たちの孤独 玉座から見た王朝時代
御曹司たちの王朝時代
陰陽師(おんみょうじ) 安倍晴明と蘆屋道満
『源氏物語』のリアル 紫式部を取り巻く貴族たちの実像
庶民たちの平安京
日本の呪術
試し読み
平安貴族 嫉妬と寵愛の作法
平安朝の事件簿 王朝びとの殺人・強盗・汚職
「繁田信一」のこれもおすすめ一覧へ
▲殴り合う貴族たち ページトップヘ