世界は「使われなかった人生」であふれてる

世界は「使われなかった人生」であふれてる

596円 (税込)

2pt

「使わなかった!」と意識したとき、初めて存在するもうひとつの人生。あのとき、別の決断を下していたら――。去りゆく女性を引き止めることができなかった初老の男、肉親以上に愛情を注いだ弟子に裏切られてしまう中年女性…。透徹した眼差しで作品の本質をつき、そこから浮かび上がる人生の機微を抑制の利いた筆致で描く全三十編の映画評。

...続きを読む

世界は「使われなかった人生」であふれてる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私は大勢で集まって大騒ぎをするのも決して嫌いではないが
    一人きりでいるのも大好きだ。
    が、
    大勢でいると、しんどく感じる時もあるし、一人でいると寂しいな…と感じる時もある。
    一体どうなんだろう?
    この我儘な自分の心を満足させてくれそうな記事がここにあった。

     >一人でいることは必ずしも寂しい事だ

    0
    2011年12月23日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎が「暮しの手帖」に連載していた映画評。
    子供を映画館に連れていく以外に映画を観ない自分が、「この映画観てみたい」と思ってしまうような鋭い評分。
    著者の映画評は監督/俳優に詳しく焦点を宛てる。また、その演技だけでなくどんな人生がその背後にあるのかも書く。そこは世界各地を旅した沢木耕太郎だけあ

    0
    2022年08月10日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて。内容は、『暮らしの手帖』に掲載された映画評。映画を観てこれだけ何か人生に響くメッセージを読み解けるのって、実はすごいと思う。「使われなかった人生/ありえたかもしれない人生」「老いについて」「他者のことを理解することは可能か、そもそも自分自身をどのくらいわかっているか?」沢木さんの

    0
    2019年11月04日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎が、雑誌「暮らしの手帖」に連載した映画評から30篇を選び、前後に映画にまつわるエッセイを配してまとめた作品集(2001年出版、2007年文庫化)である。
    沢木氏は、代表作の『深夜特急』のほか、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞(1979年)を受賞しているノンフィクション・ライター

    0
    2016年01月15日

    Posted by ブクログ

    暮らしの手帖誌上での映画コラム(?)の中から抜粋してまとめたもの。
    一応「使われなかった人生」をテーマにしてあるが、新旧東西有名無名を問わずランダムな構成。
    読んでるとやっぱりその映画を観てみたくなる。
    観ようと思っていて忘れていた映画を思い出させてくれたし、
    個人的に好きな映画「フェイク」が取り上

    0
    2010年11月02日

    Posted by ブクログ

    私も学生時代よく映画を見た。テレビの映画はほとんど見たし、ロードショーも出来るだけ見た。受験で勉強に集中しなければならない時期に2時間の映画を最初から最後まで集中して見た。
    それがなければ、もっといい学校に行けたかもしれないが、映画が情緒的な部分私に与えた良い影響も計り知れない。
    この作品は、作者が

    0
    2010年01月09日

    Posted by ブクログ

    映画評です。
    いや、著者は「批評ではないのは無論のこと、・・・感想文ですらない」と書いているので、普通に映画評ではないですね。
    映画を題材にして、まあ、大げさに言えば彼の哲学(?)、人生観(?)を語るような内容でしょうか。

    取り上げられている映画は多種多様、ほとんど観たことのないものばかりでしたが

    0
    2009年10月25日

    Posted by ブクログ

    本書は映画感想文です。とても好きなタイプの映画評でした。オリヴィエオリヴィエ。八日目。髪結いの亭主。運動靴と赤い金魚。バグダットカフェ。この5本。鑑賞したことがなかったら6月は雨だしどこにも出かける用事がなくって暇してたらぜひご覧になってみたらいかがでしょうか。きっと観てよかったとなる映像作品たちで

    0
    2011年09月15日

    Posted by ブクログ

    6/20 映画評というより沢木耕太郎が一つ一つドラマを語っているようだった。知らない映画でも楽しめた。すきっとしている文章も魅力的。自分の「使われなかった人生」に想いを馳せた。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    映画を通してみる人生。映画を見ることは、何か、自分が行かなかった人生を擬似体験することに似ている。どの作品評も映像が蘇るくらいに描かれていて、見てみたいと思ってしまう。

    0
    2021年11月21日

世界は「使われなかった人生」であふれてる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

沢木耕太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す