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ニュートンの経験的実証的方法を取り入れ、日常的な経験世界の観察を通して人性の原理を解明し、その人間学の上に諸学問の完全な体系を確立しようとした。イギリス古典経験論の掉尾を飾る書
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Posted by ブクログ
いつまでも読み終わりたくないヒューム。 内省と内観の天才。 その後の自然科学と社会科学の発展をもってしても、この人ほど、人間や社会の本性に深くかつ的確に迫ることができた人は未だにいないと思う。
読んでいくと、とても面白い なんだけども、どうしても読みきれない といつのも、道徳とかの議論はなんかもう、あんまり興味もてないというか それよりも、人間性に主眼をおいたあたりに面白みを感じてるんだけども、なんかこう訳文が馴染まないのか
魅惑的な天才。認識論のストーカー。分析的ヘンタイ野郎。 ヒュームの丁寧な、丹念すぎる分析に読者はおのずと惹きこまれていってしまう。 認識論は言わずもがな、第三部の道徳論も傑作だと思う。 規範倫理学の立場からではなく、メタ倫理学的な立場から、つまり「道徳とは本来どうあるべきか」ではなく「道徳とは現...続きを読むにどうあるのか、どういう機能を果たしているのか」を適確に観察・分析している。だれも意識的に行うことのなかった、画期的な作業である。 カントの微睡みを醒まし、現代思想の先鋭の多くにも多大な影響を与えたことに疑いの余地を与えない素晴らしい内容。
プラトンの真善美にのっとり、経験論者としてのヒュームなりの真(認識論)、善(道徳論)、美(芸術論)について語った哲学書。キーワードは「因果律は経験に基づく習慣に基づく」「道徳や芸術は共感の原理にもとづく」。
「それは、われわれが徳と悪徳とを区別して、ある行為について、非難されるべきである、あるいは賞賛に値すると宣告するのは、観念によってなのか、それとも印象によってなのか、という問題である。」 印象=本能、直感 観念=学習 と捉えるとわかりやすいと思う。私にとってこの本はとても難しくて、読みきるのが大...続きを読む変だった。たぶん理解はそんなにできていなだろう。ただ、第一篇七節からはそれまでよりも読みやすいと感じた。 72ページの第二段落のところはとても面白い。同じことをすれば同じ結果が得られるというのは、そうおこりうると確からしいというのを補強するだけで、それが絶対におこることを示しているのではない。
懐疑論とはどのようなものか。固有名詞へのイメージなどの偏見なしに入り込める。ただ、断片的に読むと少し危ない。
「人性論」の抄訳と「原始契約について」 人間は"印象"と"観念"しか知りえないという話が一つ。唯識ってこんな感じなんでしょうか。 道徳には、"人の本性によるもの"と"社会体制を守るためのもの"があるという話が一つ。そ...続きを読むれぞれ仁と義になるんですかね。
日経ビジネスAssocieで紹介されており、タイトルが気になったので読んでみた。人生論ではなく人性論。当然人生についての哲学などが書いてある訳ではなく、テーマは原因と結果の関係について。印象と観念や蓋然性や人格の認識などを体系的な実験を用いることで「原因があるから結果がある」を推論している。残念なが...続きを読むら哲学者ヒュームの因果論を解く事で導かれるであろう結論を、私には読み解く力が無かった。
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