特に参考になった点は
・聞く技術としては、とにかく確認すること。聞き取れなかった部分があれば相手の言ったせりふをオウム返しで言う、わからなかった部分に疑問詞(WHO WHAT等)を入れる。文法的にはおかしいけれど「わからない」ことが明確に伝わりスムーズに目的達成できる。(例:David and Grace will do WHAT?)
そして、相手が言ったことを確認するために聞いてみる(例:Let me confirm.What you said......)
・自分に有利な状況をつくりだす。例えば電話は難易度高いのでメールで送ってもらうなど。(Could you send a list of discussion points and your conclusion before our call?)
・話す技術として、要点を1枚の紙に書き出す。
・書く技術として、文章は細切れにする。
・「How about」「What if」で提案を表現する
・積極性を出すのに便利な言葉「OK」
先輩から借りた一冊。P&Gの本はこれで数冊読んだ。しかし今回の本は、今までとは一味違う。それもそのはず。タイトルの通り、「ビジネス英語」がテーマなのである。外資系企業だけあって、英語は基本であることはいうまでもない。
しかし、英語ですらままならない自分がビジネス英語…。と正直最初は、読むのを躊躇ったが、考え方で参考になりそうな箇所はいくつか発見した。
・内容はいいから、KISSして、と言われることがよくあるという。Keep It Short and Simple の略で、「今のは長すぎて複雑だから、もっと短くわかりやすくして」という意味。できるだけ端的に伝える、ということが重要。
・「Next Steps」日本語にすると適切な言葉がない。「誰が、いつまでに、何をするのか」という確認したい3要素を一言で包括的に表す。日本の会議では誰が何をするか暗黙の了解で決まってしまうことも多く、わざわざ確認する必要がない場合が多いから。英語環境ではそれらを明確に確認することが大事。→仕事の効率UP 自分自身のやるべきことを考えるときにも役に立つ。
・日本で発売する商品を海外の工場から調達するときなどは、窓口となる担当者同士の慣例や前提が大きく違うときがある。商品一つ一つの見た目の均一感は日本は徹底するが、海外は厳密ではない。品質管理基準などでも、明文化されたもの以外に双方で無意識の常識を持っていたりする。当たり前と思っていることもあえて口に出すのが大事。コミュニケーション手法の違い、文化のそもそもの違いも意識する。