幽霊絵師火狂 筆のみが知る

幽霊絵師火狂 筆のみが知る

814円 (税込)

4pt

3.9

老舗料理屋のひとり娘である14歳の真阿は、胸を病んでいると言われて以来、部屋にこもりがちだ。店に、有名な幽霊絵師・火狂が居候することになる。大柄で悠然とした火狂は、人には見えないものが見えるようだ。彼のもとには、絵に関する奇妙な悩みを持つ客が訪れる。犬の悪夢に怯える男、「帰りたい」という声に悩む旅人、手放しても戻ってくる絵――火狂と真阿は、その謎を解き明かしていく。静かな感動を誘う絵画ミステリ。

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幽霊絵師火狂 筆のみが知る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    近藤史恵さん、初めて読んだ歴史物。と思っていたら、時代は明治だった。
    怖い絵はいつの時代も人気なのか⁈水木しげるさんも、北斎の妖怪画も、人気。
    確かに、引き込まれていきそうな怖い絵はある。
    そんな絵が魅力的に書かれている。

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    怖い場面もあるにはあるけれど、各話の終わり方が静かで優しい。「悲しまない男」の結末が特に印象的で、人を想う気持ちの表し方が素敵だった。
    そして真阿にも特殊能力があるようだ。火狂とのコンビで諸事解決、もっと読みたい。

    0
    2024年02月28日

    購入済み

    人間味を感じる

    1つ1つの話の中で、人間の弱さ、悩み、儚さなどが垣間見える。悲しみと共に、人間を考えさせられる感じがした。

    #切ない #怖い #ダーク

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    幽霊画とその背景が見える女の子のお話だと思ったら、結構ヒロインにディープな過去があってびっくり。しかもシリーズだった。人の執念って怖いなぁという感想。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    読み終えたなら、文庫の厚みを確認していただきたい。薄さに驚くだろう。物語の密度が異常。物語は極めて濃厚だし、その描写もあらすじだけを記すようなものではなく、緻密で濃厚なものだ。なのに、なぜこの分量で収まる。ホントに要らぬ枝葉は一切を切り捨ててるんだろうなあ。

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    他人には見えないものが見える絵師の火狂とその絵師が居候している料理屋の娘の真阿が、絵に関わる謎を解く。
    火狂に関わることで、真阿にも不思議な現象が起こる。
    最後に明かされるタイトルの意味。火狂と真阿の今後が気になる。

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    料理屋の娘。
    怪奇もの。
    と、いうと、どうしても他の著者さんの三島屋シリーズが頭の中に。
    それと、比べるわけではないが、どーしても、最後まで頭の中にそれが浮かんでいたなー。

    三島屋と違うのは、一個一個のお話の終わり方が「優しい」こと。
    そして、主人公そのものが怪異に思いっきり巻き込まれることがない

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治初期の大阪。
    料理屋の娘の真阿は結核のため、部屋から出ることも許されない生活をしていた。

    そんな時に幽霊画で有名な火狂が彼女の家に居候することになり……。

    彼には人には見えないものが見えるようで、そんな彼の元へは奇妙な絵が持ち込まれてくる。

    その謎を真阿と二人解き明かしていくのだが。

    0
    2024年05月06日

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