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地方都市で暮らす三上咏子は、縫製工場でパートとして働きながら、高校生の翔琉と小学生の紗希、夫の丈史と平凡な毎日を送っていた。ある日の夕方、駅近くの商業施設から白い煙が上がるのを目撃。近くの塾に通う息子が気になり電話を掛けるが、「誰かが爆弾を仕掛けたテロだ」と興奮して語る様子に違和感を覚える。翌日、今度は市立図書館でも同様の事件が発生。いったいなぜこの町で、こんなことが? 咏子は今まで気にも留めなかった、周囲の異変に気がついていく……。
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Posted by ブクログ
咏子は夫、高校生の息子、小学生の娘と4人で 幸せな家庭を築いていた。 思春期でなにも話さない息子の対応に悩みながら 娘が肥満気味なことに心を痛める日々。 ある日、静かな街に爆発音が響く。 そこから彼女の日常は大きく変わっていく。 P77 〈人の暮らしには差がある。 住む世界がどんなに違っても人は人...続きを読むだ〉 咏子と彼女の友人を通じ 日本で暮らす難民、技術実習生の現状を丁寧に伝えてくれる。 いつも見ているSNSでも、いろいろな意見が飛び交っている。 ただ、なにも知らず一方的に避難するのはどうだろう。 なぜ日本で暮らすことになったのか。 知ることから始めたい。
自分は難民になることは無いし、 近所でテロは起きないし、 難民やテロ、戦争はどこか遠くの出来事。。 と思える平和な世界でずっと生きていきたい! 危険な目に遭っている人を、助けられる境遇にいたら、 自分の身を顧みずに助けたい。。 (人間にはそういう死に方もある。 ユダヤ人を守った人々が、一緒に殺さ...続きを読むれたように。。 名もなき人が、大勢今まで死んでいるはずだ。 私が死んで、子どもが苦労するなら、それも人生だ。) でも、見て見ぬふりをするかもな。無難に。大多数に紛れ込んで。人間だもんなあ。 でも加害者にはなりたくない。被害者にも、できればなりたくない。支援できる側でいたい。。
自分は幸せなのだ、と自身に言い聞かせるのは既に現状に疑問を抱き始めているのか? 職場で外国の方と働く事になった時、同じ仲間として 向き合えるかどうか。 皆が同じ方向を向けるならときっとヘイトの要素は減らせるはずである。 知る事は第一歩。 立ち向かわないまでもせめて顔を上げて前を向きたい。
今まで読んだあさのさんの話とはちょっと違うな…と思いながら読みました。 何かわからない…根拠はないけどザワザワして落ち着かない。何かを確かめたいけど何を?というところからどんどん核心に迫っていく感じに引き込まれていき、一気読みしてしまいました。 日本人の正義感や闇の部分、色んな面が描かれていると思い...続きを読むます。
地方都市で起こった連続爆発事件が発端となり、三上咏子が勤めるパート先の海外技能実習生が、犯人扱いをされ一般市民から暴力を受ける。 その頃、高校生の息子の反抗的な態度や夫との関係も不穏な雰囲気が…。 そこから物語は展開していくのだが、スッと頭に入ってくる自然な感じに少々戸惑った。 これは、どこにで...続きを読むもあるような、いやあって普通だと思えるような出来事のように感じて、少し怖くなったのだ。 そう感じるということは、とても生きにくい世の中になったということだと改めて思い知る。 家族のすべてを分かり合える、というのはほとんどないのではないか…と思うと哀しくなる。 他人との繋がりだともっとわかりにくいものだと思う。 どのくらい信頼できる人が、身近にいますか⁇と問われているような気がした。
誰が一番いい人なんだろ?僕だったらどの人になれるだろう/なるのかな?なんとも考えさせられるお話でした。
面白かった。 我が子を疑うきもち、わかるなぁ。 そんな危ないことしないで、と思いつつ、そうかもしれない、と不安になる。 いちばん最悪のパターンを想像してひとりオロオロする。 思春期の男の子とどう向き合えばいいのか、分からないのも共感。
終始、不穏な空気が漂う。 主人公・三上咏子は毒親の両親とは絶縁状態。 地方都市の一戸建てで夫と息子、娘と生活を送るパート主婦。 反抗的な言動をする高校生の息子に鬱屈とした思いを抱えながら日々過ごしている。 そんな中、連続爆発事件が起き咏子は不安に駆られ…。 家族をテーマにしたサスペンスかと思...続きを読むいきや、そこに関わって来るのは外国人労働者問題。 何気なく毎日を過ごしていると決して知り得ない隣人たちの苦悩。 不確かな情報を鵜呑みにし、彼らを攻撃する名もない輩に怒りを覚える。 だが彼女が知らなかったのは隣人だけではなかったようだ。
ずいぶん昔にバッテリーを読んだ。その時 の爽やかな青春小説のイメージで読んでいたが内容は重なった。 だが、現実の社会である問題なのは確か。表紙をめくると黒い紙が。この本のイメージ。
将来結婚して子どもが産まれたとしてこんな主婦生活を送るのは悲しい‥ 女性で家事をしながら正社員で居続けることの難しさ、専業主婦、パートの肩身の狭さ、女性としての今後の生き方を考えてしまう。。 結局解決せずに終わるのがリアルだった
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彼女が知らない隣人たち
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あさのあつこ
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