藍の夜明け

藍の夜明け

726円 (税込)

3pt

3.3

16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!

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藍の夜明け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    時代小説だと思って読み始めたのだが。人の心を失い鬼と化した者の怨念が連続殺人を引き起こすサスペンス・ミステリー。犯人は、そっちかー。読んでいる途中でシリーズものだとわかった。しかも第3だった。読み終えて中途半端な余韻が残ったのはそのせいだ。白兎の正体が今イチ掴めなかったのも。

    0
    2023年12月14日

    Posted by ブクログ

    【16歳の誕生日に俺は女の人を殺した!?】

    この帯に惹かれどんな猟奇殺人だ?ってワクワクしながら読んだら全然違ったー。


    何だ?
    これはホラーか?
    よく分からないけど面白かった。
    あさのあつこ先生の本は初読みだったんですが独特の雰囲気が私は好きですね。
    他の本も読んでみたいと思います。

    0
    2022年03月26日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。プロローグは現代だったが、平安京の頃から物語が始まったので、白兎の過去かとも思ったが、現代にもどって来た。やはり、ミステリというよりは、ファンタジー色が強い。今回は、少年たちが出てくるので、よりあさのあつこさんの作品だと強く感じた。生と死と彷徨いと贖罪この物語はどう終わるのだろう。

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    時代を超えて、さまよう魂。その魂の昇華させたい白兎。時空を超える白兎は、何者か?まだ明らかにならない。
    連続殺人事件の犯人の動機は、ミステリーとしては、物足りない。

    0
    2021年05月29日

    Posted by ブクログ

    白兎シリーズの第3弾。
    序章は「羅生門」のような中世の時代。
    「死者が死者であることを悟るまで、己が力で己が未練を断ち切るま傍らで待つ。それが、俺の役目だ」と、この時代にも白兎が登場。
    そして本章は現代へ。
    目覚めた時の異変に、近所で起きた殺人事件に関係あるのかと慄く16歳の爾の前に現れる白兎。

    0
    2021年05月12日

    Posted by ブクログ

    あさのあつこさんというと、「バッテリー」などの青春小説は読んだことがあり、さわやかな印象だった。時代小説も書かれているみたいだが、そちらは読んだことがなかった。この「藍の夜明け」は一部江戸時代かと思われる古い時代の話が盛り込まれており、そのあたりに時代小説の匂いが感じられる。
    サスペンス・ミステリと

    0
    2021年03月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が信じられず理解できない怖さが、日常に潜んでいたらと、想像できそうでできません。

    どんな切っ掛けで、この先の道を選ぶかなんて分からないけれど、後悔のない道を選びたくても、その選択さえもなかったとしたら、どう生きて行けばいいのかわからなくなりそうです。それでも、間違ってしまったとしたら、償いなが

    0
    2021年07月11日

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