君が最後に遺した歌

君が最後に遺した歌

693円 (税込)

3pt

田舎町で祖父母と三人暮らし。唯一の趣味である詩作にふけりながら、僕の一生は平凡なものになるはずだった。
ところがある時、僕の秘かな趣味を知ったクラスメイトの遠坂綾音に「一緒に歌を作ってほしい」と頼まれたことで、その人生は一変する。
“ある事情”から歌詞が書けない彼女に代わり、僕が詞を書き彼女が歌う。そうして四季を過ごす中で、僕は彼女からたくさんの宝物を受け取るのだが……。
時を経ても遺り続ける、大切な宝物を綴った感動の物語。

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君が最後に遺した歌 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    最後の方の章では、もう涙涙でした。
    母親として自分が子供を産む意味。
    『命を与えたのではなく、命を受け取ってもらった』
    こうして、自分の命が繋がっている。
    自分の生きた証が残されていく。
    読みやすくて一気読みしてしまいました。

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    一条岬さんの「今夜、世界からこの恋が消えても」が面白かったので読んでみました。タイトルに「遺した」と書いてあるのである程度の結末は予想できましたが面白かったです。

    0
    2023年11月13日

    Posted by ブクログ

    涙必須の一冊。半分くらいからずっと涙が止まりませんでした。自己犠牲しすぎることはよくないことかもしれないけど、誰かのために、自分の気持ちに蓋をしたり、時間と労力をかけたりしたいと思えることって素敵だなと思う。私もそんな人生を歩みたい。

    0
    2023年02月28日

    Posted by ブクログ

    ディスレクシアの綾音と詩作が好きな春人。
    接点のなかった二人が、曲作りを通じて親密になっていく様子が初々しくてよかった。
    途中からは重たい展開になってきたけど、二人のまっすぐな気持ちを応援しながら読んだ。
    似たような境遇の方の話を思い出したりしながら、こんなにも愛されている綾音は幸せだなと思った。

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歌で生きていくのは厳しい世界だから
    夢ばかり見てられないって
    自分なんかが出来ることじゃないって。

    その綾音の気持ち凄く分かる。

    厳しいと分かっている世界に飛び込むのは
    怖いし自信持てないよね。

    でも春人が綾音の歌声に可能性を感じて
    春人なりの形で綾音の背中を押して
    綾音は歌手になる夢を叶えた

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    切ない。切ないけど、その中にある希望を感じさせてくれる一冊だった。

    タイトルからして悲しい物語だけど、読んでいくのが止まらない。よくある展開(彼女が病気になっちゃう)ではあるけれど、2人の心情描写がとてもよかった。

    ケンさんのお守りを渡すシーンも印象的。

    0
    2023年02月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遠坂綾音
    田舎町出身。高校卒業と同時に広い世界へ羽ばたき、誰もが知るような歌手になった。クラスメイトから“鉄の女”と呼ばれていた。

    水嶋春人
    高校で綾音と出会う。綾音と古い部室棟にある文芸部の部室で一緒に歌を作っていた。両親は事故で他界。祖父母と三人暮らし。

    藤田
    教務主任。国語や古典を兼任する

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話してる相手が娘だったとわかったときはとてもびっくりしたし、無事に娘を産んでたった1年間だけだったけど一緒に3人が過ごせてよかったと思った。

    0
    2022年08月21日

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