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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
ファンタジーかと思いきや、人間の善悪の判断について、生々しく描いている。 人間は殺したらダメなのに、うさぎはいいのか? うさぎは可哀想だけど、牛や豚や鶏は可哀想じゃないのか?じゃあ虫は?? 考え出すと止まらない。 来世は何も傷つけずに生きていけるそのへんの草とかに生まれたい…
「どうしようもない悪というものは、いつまでも悪のままです。あきらめて、割り切ることができないなら、罰を与えたいなんて思うべきではありません」 ずっとどうするのか、自分ならどうするか、考えながら読んだ。とても哲学的。 でもやっぱり辻村深月さん。本当に胸が痛むほど優しい。 涙がぽろりと出ました。
ぼくの小学校で起きた陰惨な事件。幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし言葉を失った。犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは一度だけ。 先生に導かれながらぼくは考える。罪と罰について、生きることについて。誰かが自分のために一生懸命になってくれることは何かしらその人の救いになるって...続きを読む、私も信じている。
先生の言葉が終始、私に深く突き刺さってきました。 教育関係者や教育に興味のある方、子育てをしている方には特におすすめの本です。 また、他の本で出てきた登場人物が再び登場するのもとても面白い。早く他の作品も読みたいです!
めちゃめちゃ濃い内容、考えさせられる内容であり、内容が、読書が、楽しかったか?と聞かれると★3かな。しかし読んでよかったよ。読書ノートに気になる箇所をメモしたらすごい量になった。 「ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった-。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼ...続きを読むくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。」
主人公が子供ということもありあまり重い話ではないが、テーマは「復讐」。 登場人物何人かの復讐に対する意見や考え方が書かれており、正反対の考えもあるにも関わらずそのどれにも共感し納得することができた。多様な深い考えを表現できる作者に感嘆した。 読む手をたまに止めながら、自分ならどうするか?を考えなが...続きを読むら読んでいた。 人間の善意・悪意・愛情といった感情について考えさせられる、読者の人生を変える力を持つ一冊だと思う。
すごく良かった。特にこの物語は辻村さんあるあるのリンク集を感じさせられる物語だった。重要人物のふみちゃんは凍りのくじらで少し登場したあのふみちゃんだったり... 小学生の男の子が言葉で相手を縛り付けることが出来る超能力を使ってあるひどい事件で心を閉ざし、喋ることの出来なくなってしまった幼なじみのふみ...続きを読むちゃんを助ける話。ざっくり要約するとこんな感じですかね? すごくよかったです。主人公が小学生と言うこともあり、読みやすかったし、内容も最高だった。次は名前探しの放課後を読んでみたいです。
特殊な能力を持った小学生の『ぼく』が主人公で、仲良しのふみちゃんが凄惨な事件に巻き込まれたことで精神的に不安定な状態に陥ってしまう。そのふみちゃんを救うために、能力を使って犯人に復讐をする。 復讐とは、何をもって復讐なのか。 加害者が反省すること?何をしたら反省と呼べるのか。被害者を救うためにと言う...続きを読むが、自分が救われたくて許されたくて復讐するのではないか。 ずしっと心に刺さる物語だった。
自分のしたことのせいで誰かが悲しんでいることに対して罪を償いたいと思うとき。 主人公のぼくは、それは相手のためを思ってじゃなくて、結局自分が楽になりたいからだと言う。 その考えに対して、先生は仮に自分のためであっても、そこに相手を思う気持ちが少しでもあれば、それは愛と呼べると言う。 そういう先生とぼ...続きを読むくの対話を通して、考えさせられることが多かった。
最近読み終えました。 やはり辻村さんの文章は優しい。 主人公の少年のフィルターを通して、善悪や報復の在り方について丁寧に考える良い機会になりました。 上記の通り優しい文体なので、読んでいる最中は物語が自分に寄り添ってくれている気分に浸れます。
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