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油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。 芸術に造詣の深いロデウィック氏は後日、井口の絵を見るために彼のアトリエに訪れるが、立てかけてあった絵を見て、「この絵とそっくりな作品を見た憶えがある」と気が付いてーー? 未発表の絵の謎を追って、井口と蓮野が大正時代を駆け回る! 『方舟』『十戒』で話題の夕木春央、最新作!
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Posted by ブクログ
面白かった! 著者の小説は「方舟」「十戒」しか読んだことなかったけど、この本はシリーズ物だったのね。。。 でも前の作品読んでなくても全然ついていけたので良かった。 はじめの方からちょっとずつ謎は出ていて最後にすべての謎が解き明かされる感じが好き。 けど、やっぱり方舟、十戒には及ばないかなぁ 方舟...続きを読むで受けた衝撃が強すぎた。 今後も夕木先生の作品は追いかけていきたい。
超★5 絵画の盗作疑惑から次々に事件が発生… 混沌とした謎が一気に紐解かれる傑作 #サロメの断頭台 ■あらすじ 舞台は大正時代の東京。油絵を生業としている井口のもとに、資産家のロデウィック氏が訪れる。彼は井口が描いた女優の油絵を称賛し、高値で買い取る打診をするも、この絵とそっくりの作品を見たことが...続きを読むあると気が付いてしまう。盗用した覚えがない井口は、友人の蓮野と共に調査を開始する。しかし捜査を進めていくうち、さらに恐ろしい事件が展開してしまい… ■きっと読みたくなるレビュー おもろい、超★5 これは高評価、完成度がめっちゃ高いミステリーです。 序盤の盗作疑惑から始まって、次々に起こる事件や謎の提示される。さらに贋作疑惑や人間関係の変化していく様子も読者を飽きさせない。終盤の終盤まで分からないことばかりで、これはどう解決するのか不安になってくるのですが、なんとも綺麗に収束する。ミステリーとして厚みがあるし、お手本のような展開で、読み応えがありました。 登場人物についても分かりやすく魅力のあるキャラばかりだし、作品の中で生き生きとしていて立体的なんですよね。なぜこういった行動をするのか、何を悩んでいるんだろうかと惹きつけられてしまうのです。 推しキャラは女優のあやと白鷗会の大月。気が強く攻撃的だけど、悩み多き女優のあや。すでに往年の大女優といった雰囲気、彼女のおかげでストーリーに生命力が吹き込まれますね。 そして下品さ満載の大月がイイ!男が何人か集まると、必ずひとりは存在するガサツな奴。そりゃ女性に嫌われるだろうなと想像つくけど、素直で愛着があってついつい惹きつけられちゃうんですよね。また他のキャラも台詞の端々まで気を使われていて、どんな人間性かすんなりと入ってきます。 夕木先生は『方舟』『十戒』でキャラが描けてないって言われがちですが、間違いなく制御してますね。本作においては、むしろこんなにも人物や関係性が描けている作品は珍しいってくらい巧妙に描けてます。 さて本作の真相は、想像以上に強烈です。おそらくは予想がつかない。だからこんな展開だったのか、こんなタイトルだったのか、手がかりの理由はこういうことか…なるほど… 終盤、一気呵成に紐解かれる謎解きは圧巻で、ミステリーファンとしては痺れましたね。特に本格ファンには今年必読の一冊です。 ■ぜっさん推しポイント 人間だれしも一度くらいは失恋することがある。その渦中、しょんぼりとしちゃうし、真っ暗な未来しか見えなくなってしまうものです。 しかし本作で描かれる失恋は、潔くて明るく、なんといっても美しいんです。人はつい人間関係にうじうじ悩みがちですが、他人に優しくなれることで、その結果自分にも強くなれるんでしょう。こんなにもカッコいい立ち振る舞いをしたいな~
天才芸術家の死から始まり、それから盗作疑惑、贋作事件、そして『サロメ』の見立てを連想させる連続殺人事件が起こっていく話で、先中であれだけの謎が浮かんだにも関わらず、終盤でそれらの真相を全部回収していく様子や、大正時代のレトロな感じを思わせる作風、緊迫する展開、そして『サロメの断頭台』というタイトル...続きを読むの回収など、頁のボリュームも合間ってかなりの満足感があった。ラストのシーンは哀しい映画のエピローグという感じがした。
夕木春央と言えば真っ先に【方舟】が思い浮かぶかもしれないが個人的には今作【サロメの断頭台】の方が印象に残った! 大正が舞台なのも雰囲気的によいが、【方舟】や【十戒】は現代が舞台となってなってるがしっかり棲み分け出来て違った方向性なのも良し! 物語終盤の不穏で嫌〜な想像を掻き立てられる描写は是非...続きを読むとも味わって欲しいですね〜!!
サロメと大正を掛け合わせるミステリをとても楽しみにしていました。 今回も容赦なくて、とても面白かった。 自分の絵を買ってくれるという人が、実はこの絵を見たことがある盗作ではないと証明してくれと言われ、その犯人を探し出す間に主人公の周りで殺人事件まで起き両方の証明をしなくてはならなくなった主人公。 が...続きを読むんばれ
はじめは、横溝正史や江戸川乱歩の探偵小説を楽しむ感覚で読みはじめた。話が進むにつれて、盗作の目的は?なぜ、サロメをなぞる連続殺人?と謎が深まる中、ラストは蓮野によって事件が解き明かされるとばかり思っていた。定番の、登場人物がみんな集められて犯人が追いつめられる形を予想して。なのに、ラストが衝撃的で...続きを読む凍りついた。やっぱり、『方舟』の作者。
終盤で何度も「そういうことか…!」と気付かされました。いろいろなパターンを考察しながら読んでいましたが、あの結末は想像できませんでした。 背景にあった出来事や人物の気持ちを思うと心にズンとくるものがあります。
方舟と十戒をついこないだ一気に読んだばっかりだったので、作者の最新作だと知り手に取りました。 前の2作と違い500p近くのボリュームがあり、読み応えバツグン。数日に分けてたっぷり堪能できました。面白かった。 読み終えた後に調べてわかったのですが、本作の登場人物である井口、蓮野が過去作にも登場している...続きを読むとのこと。 シリーズものだと考えるのが普通ですが、前の2作でやられているため、何かあるのではと関連作品も読みたくなる。。 すでに夕木春央の罠に掛かっているのかもしれない…。
前作の短編集もNetGalleyで読みました。 打って変わって、今回はかなりの長編。 正直、「方舟」「十戒」と比べると、 ちょっと冗長な雰囲気も感じますが、 そんな部分も含めて、近代を舞台にした探偵小説っぽい。 (乱歩をはじめとする先達たちと同じ匂いがする) かなり手の込んだ犯行でしたが、 これ...続きを読む、読者に謎を解かせる気があるのかな、 という点は若干気になりました。
なんか向日葵の咲かない夏に近いものを感じた。 キャラの性格がほんとに好きになれんで他のやつに比べると面白さはちょっと下かなって印象。
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