人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

1,078円 (税込)

5pt

4.4

清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?

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人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ホモ・サピエンスのビッグヒストリーの中で「自己家畜化」をキーワードの現代社会の成立過程とその影について、哲学、精神医療に触れながら述べられている。本書は自己家畜化というワードに対して善悪の断罪を行うことなく、これまでの影響とこの先の未来について描いていた。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    『人間はどこまで家畜か』もうタイトルにぎょっとする
    ここでいう人間の家畜化というのは、現代の人間はより穏やかで安全な文化に適応して生活しているのだけれど、
    この文化がより高度なもの、より礼儀正しく感情を荒げることなく他者と協力的なコミュニケーションを取れることを人間に求めるようになってくると
    不適応

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    人類は自己家畜化を図ることで社会の豊かさや清潔さを求めてきたが、それに伴い動物的な側面は切り捨てられている。

    例えるなら、ドラえもんでいうのび太(授業に集中できない子供)やジャイアン(暴力をはたらく子供)は治療や排他の対象になった。

    過剰な自己家畜化とそれに取り残される人々という現状把握。
    更に

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犬や猫は自己家畜化した動物。自ら家畜になった。人間も同じ。
    動物園の動物に似ている。動物園の動物は繁殖ができない。ホッキョクグマは、半年以上生きられたのは122頭中16頭。
    自己家畜化とは、人工的な環境でより穏やかで協力的な性質に自らを変化させること。
    『暴力の人類史』によれば、人間の暴力性や衝動性

    0
    2024年04月15日

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