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著名な科学実験やベストセラーの間違いを紹介しながら、科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみを多数の実例とともに解説。単なる科学批判ではなく、科学の原則に沿って軌道修正することを提唱する。既存の本で知ったウンチクを得意げに語る人に読ませたい、真実の書。
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Posted by ブクログ
これは根底から認知が変わる。 大体、「論文で査読されててメタアナリシスであれば信じるに値する!大学でも何度も引用されてるから信用できる!」と信じて疑わなかったものが一気に崩れ去り、「あの心理学の講師今頃冷や汗かいてるのかな」「多分その講師も俺も教わったんだから嘘な訳が無い!」とするんだろうなとか色...続きを読む々妄想してた。 自分事だけど「筋肉の超回復を信じていたし、大学の講義でも使われてたのでドヤ顔で言ってた」過去を枕に顔を埋めて足をバタバタする毎日で他人の事は言えない。 結局大人はみんな「星の王子さま」に出て来るビジネスマンやジオグラファーや点燈夫なんだから、制度、金、環境で真実はそれらによって定められるんだろうな。それで賞賛を得て帽子の角度少し変えて喜んで過ごしてるだけだろうし。 で、結局情報って何を信じれば良いのかって言うと、「(意訳ってよりも勝手な解釈)1次情報の論文にアクセスし、尚且つ読む時はそれを疑って読みなさい」と。 言ってる事は至極真っ当なんだけど、疑う材料の情報のストックさえ無かったらもう終了だよね。 何も信じられない。 学校や大学の講義も信じられない。 1192年が鎌倉幕府の始まりなんて誰がそんな後に変えられる征夷大将軍基準で言い出したんだよ! 何でプロテインは運動後30分以内がゴールデンタイムとか言い出したんだよ!本書とは関係無いですが。 所詮論文書いてる人達も清廉潔白な訳じゃなく人間臭い泥臭いし、日本人が圧倒的に論文撤回のエキスパート、つまり騙そうと言う意思で論文書いてる人が居たと知れたのも非常に興味深かった。
科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみ <目次> ◎第1部「あるべき」と「ある」 第1章 科学の仕組み 科学研究活動の基本の流れ/真の科学が備える価値観 第2章 再現性の危機 再現性が失われた原因/医学における大きすぎる代償 ◎第2部 欠陥と瑕疵 ・第3章 詐欺 科学の歴史上まれに見...続きを読むる汚点/単純な手口による悪質な不正/ 操作された画像/ノイズの消されたデータ/不正な科学の蔓延/ 科学者に紛れ込む詐欺師/一度の不正から広がる影響 ・第4章 バイアス 発表されないNULLの画像/メタアナリシスで科学を再分析する 「良い値」が出るまで何度もサイコロを振る/ 研究成果をゆがめる利害関係者のたくらみ/バイアスは人間の性である ・第5章 過失 数値の誤りをどう見抜くか/サンプルサイズと検定力の関係/ 候補遺伝子研究の教訓/謙虚で控え目な科学はどこへ ・第6章 誇張 注目される研究の重要性が誇張を生み出す/ポピュラーサイエンス本の誇張された期待感 科学者が注目を集めるテクニック/栄養学研究の期待と現実/正しさより誇張を強いるシステム ◎第3部 原因と対処法 ・第7章 逆インセンティブ 駄論文が量産される2つの原因/被引用回数が自己目的化する 質を低下させるインセンティブ設計 ・第8章 科学を修正する 科学を治す潮流/データ・手法から対策する 事前登録の運用と効果/広がるオープンサイエンスの思想 誇張を抑制するプレプリント/科学を修正するためのさまざまなシステム 技術革新により高まる気運/「退屈で信頼できる」科学へ 付録 科学論文の読み方
心理学者の著者が、心理学・経済学・社会科学から医学・生命科学まで様々な分野における再現性の危機の原因や対策を取り上げる。既存の出版文化をいかに変えるべきか、その中でデジタル技術をどう活用していくかの議論に焦点が収束していく。
科学に対する信頼が大きかっただけに、科学の抱える構造的なもろさにとても驚いた。こころのざわつきとどう向き合っていけばいいか。
帯の煽り文やタイトルから、科学界に蔓延る悪事を暴露する、みたいなセンセーショナルなゴシップ的な内容かと思って読み始めました。 ところが問題提起だけでなく、メタな解析を通して裏にある構造的な問題点を明らかにし、さらに改善の方策や取り組みを示す骨太な一冊で、読み応えがありました。
創作ジャンルとしてのサイエンスフィクション(SF/化学的な作り話)ではなく、注目や研究費を得るために科学界で行われている不正の話。 科学者が言っているのだから正しいと盲目的になるのではなく、十分な査読や検証がされているかを確認することが大事。 表紙はポップだが、研究者向けの内容。
良書。エビデンスという言葉が社会で浸透してきた割に(大手メディアも使っている割に)、科学の本質が理解されていないのでは?とモヤモヤしていることが可視化された感覚でした。 科学って何でしょうね。ヨーロッパは中世を経て、ルネサンス期に宗教を相対化する存在として力を増し、産業革命の素地を整えたのかな。も...続きを読むちろんデカルトらの批判的思考もあり。しかし、いまの科学は転換点なのかもしれない。英国王立協会のモットー「Nullius in verba」 ~~(科学は)誰の言葉にも従わない、の精神は今こそ重要さを増しているなと。なんでも「革命的なもの」「バズるもの」に飛びつくのが正しいのか?というのを含めて。内省にもつながります。
あまりのボリュームに斜め読みしてしまったけれど、それでも興味深い内容だった。普段からエビデンスがあるか気をつけるようにはしているつもりだけれど、権威ある科学者が書いた論文や一流の科学誌に査読を経て載っている論文でさえ信用ならないとなると素人にはその学説の正しさは判断できない。一応、判断方法も書かれて...続きを読むはいるけれど実践は難しいかな。 帯にもなっているスタンフォード監獄実験が否定されていることは知っていたけれど、「ファスト&フロー」のプライミング効果やNASAのヒ素生命体が後に訂正されていることを知らなかったし、目新しさや説の面白さだけに飛びついてその後は調べもしていないことは多そうで反省。その他、我が家に身近な話だと自閉症に腸内環境が関わっているという説。これは以前から疑っていたけれどやっぱり根拠は薄そう。 科学や医学に対してできるだけ落ち着いて接したいものだ。
学歴の高い人が出版している論文。しかも格の高い権威ある学術誌で取り上げられれば、それはもう間違いないと思っていたが、結構うそが多いということを、様々な視点で具体例(日本ではSTAP細胞小保方氏の事例あり)を述べて説明している。どの分野でも不正(詐欺)、バイアス、過失、誇張による間違いがあり正直何を信...続きを読むじたら良いのか分からなくなってしまった。当たり前と言えば当たり前だか!どの分野も光と影が存在しているのだと再認識した。
大学生のとき卒論を考えるにあったって薄々感じてことが、本書のp値ハックにあたるものであった。 科学屋ではない自分の立場からすると、本書の主張をそのまま受け取るならば、巷に溢れている研究たちは、話半分に受け取るのが良いと思う。自分の中の主義主張をしっかりとメタ認知し、大事にしたいことを揺らしすぎないよ...続きを読むうにしたい。
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