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藤原家の三男に過ぎなかった道長は、なぜ摂政に昇りつめ栄華を極めるにいたったのか。貴種の妻を求めた人生の戦略、呪詛におびえる臆病さ、正妻と紫式部との同居による悶着……一人の生活者であった道長は誰を恐れ、誰を愛したのか。その人生、心の動きをたどる。
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Posted by ブクログ
山本さんの本は、本当に分かりやすく、当時の生活がよくわかる。 道長が権力を手にしながら、蹴散らしてきた敵の悪霊に苦しむ姿が、よくわかった。 ファミリーの結束が大事だと思った。
道長といえば、日本史で必ず教えられる「この世をば〜」、平安朝で栄華を極めた最高権力者。 実は、若い時から栄華が約束されていたわけではなく、いろんな意味で「幸い」人だったこと、そのために、心身がすぐれない時も多々あったことを知りました。 1000年前の人も、いろいろあるのね、 なるほど、なるほど。 ...続きを読む
分かりやすく道長の一生が綴られている。ひたすら年譜を読むようなものなので、教科書的な印象。なかなか一気読みとはなれず、他作品にくらべ読み終えるまで随分時間がかかった。
大河ドラマ『光る君へ』を見ていて平安時代のことをもっと知りたくなって手に取りました。 すごく分かりやすく読みやすいので、道長の人生を知るのに最適な本だと思います。 当たり前ですが、大河の藤原三兄弟と史実は全く違いますね。特に道兼は、実際は和歌が得意で風流な人物であったようなので、大河の暴力的な設定は...続きを読むちょっと可哀想だな…と思ったり。 定子は兄の道隆の娘で彰子は道長の娘だということも知らなかったので、勉強になりました(それぞれ清少納言と紫式部が家庭教師として付いていてライバル関係にあるということしか知らなかった)。定子は兄の娘でつまりは姪なのに道長が娘を中宮にするために虐めて邪険にしたというのは可哀想ですが、この時代親の身分が高くないとか親が死亡して有力な身内がいないことが如何に大変なことなのか、よく理解できました(それは貴族だけではなく天皇の息子も同様)。
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道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――
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山本淳子
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