そして、海の泡になる

そして、海の泡になる

799円 (税込)

3pt

3.6

バブル絶頂期の1990年、個人として史上最高額4300億円の負債を抱え自己破産した朝比奈ハル。平成が終わる年、彼女はひっそりと獄死した。彼女のことを小説に書こうと決めた“私”は関係者に聞き取りを始める──。解説・芦沢央。

...続きを読む

そして、海の泡になる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よき。面白かった。

    バブル期を生きた『ハルさん』
    『ハルさん』はどうやって巨額の富を得たのか
    『ハルさん』が願った人が死ぬのは「ウミウシ様」のおかげなのか

    と、いうのを当時の関係者へのインタビュー形式で明らかにしていく作品。
    文体のテンポもよく、オチもすっきりとても満足。
    あと、珍しく解説も面白

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    戦前、戦後、バブルから崩壊と、一人の女性の壮大な人生物語でした。
    現実にありそうな話だと思って読んでいたら、巻末の解説でモデルになった人が居たとのこと。幸せは人それぞれ、人の数だけあるんでしょうね。

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    バブルの時代、最高額の負債を抱えて自己破産した朝比奈ハル。そんな負債額になるまで貸し付けた銀行があったのかと思う。

    なぜ?彼女の思いは?周りの人や銀行は?
    これも人の生き方の一つなのかもしれない。私にはムリだと思うけど…

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    かつて大阪ミナミの千日前にあった料亭の女将で、天才投資家とよばれた尾上縫をモデルにした物語。話は日本の敗戦から始まり、朝鮮戦争特需、戦後復興、オリンピック、万博、プラザ合意、バブル、バブル崩壊と日本経済に合わせたジェットコースターのように主人公の人生は急展開する。求めたのは女の独立、幸せなのか?

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    インタビュー形式で書かれた本で読むのが少し難しかったですが、今を生きる人に何かを訴えかけてくる作品でした。

    私がこの本を読んで感じたのは盲信することの怖さです。登場人物の殆どが何かに盲信的になっていて、そしてその先には必ず終わりが来ている。

    小さな物を信じたら不安定で早めに終わりがきて、大きな物

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    んーーーーって感じ笑
    時代区分とか、自由とかお金とかそれに合わせての幸福感とかについて書かれてて面白かったけど、
    なんか読みにくかった、

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    モデルになった人のことを何も知らなかったから、面白かった。
    女が相場とか、情勢をちゃんと読んだ上で判断してるって言っても信じてもらえないから、"ウミウシ様"のお告げってことにしたっていうのは、今の時代でもあると思う。
    でも、最後の最後でああ書かれてしまうと、何のために読んだのか?

    0
    2024年02月03日

そして、海の泡になる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

朝日文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

葉真中顕 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す