ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
13pt
世界中で人気を博す、生きる伝説のバレリーナ・クレスパンが密室で殺された。 1977年10月、ニューヨークのバレエシアターで上演された「スカボロウの祭り」で主役を務めたクレスパン。 警察の調べによると、彼女は2幕と3幕の間の休憩時間の最中に、専用の控室で撲殺されたという。 しかし3幕以降も舞台は続行された。 さらに観客たちは、最後までクレスパンの踊りを見ていた、と言っていてーー? 名探偵・御手洗潔も活躍、島田荘司待望の長編新作!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
またしても分厚い本。 難解な謎を提示して、それに奇想天外な解を示す。 いつも御手洗の推理を読んだ後はスッキリした気持ちになる。 次作も楽しみ。
あ〜面白かった〜〜〜!!久しぶり(7年ぶり本格長編)の探偵・御手洗潔もの。占星術殺人事件で衝撃を受けて以来、御手洗大ファンの私、楽しみました〜〜(^^) しかし分厚い。633ページ! とにかく持ち歩くのが重かった。でもま、これも毎度のことですが。でも、読みにくさは全くないので、スイスイ読めちゃいま...続きを読むす。 御手洗ものといえば、大きなトリッキーさが特徴であり、今作は正直、ん?あの作品系?とラストに思った部分もあったり、謎解き部分で、え?そんな伏線あった?みたいなのもあったけど〜〜(長いから私が忘れてることもあり)でもね、それを上回る、面白さ、楽しさ、読み応えあり、夢中で読みました。 八章とエピローグになっていて、途中、ユダヤ人・宗教・戦争の歴史や、バレエの物語の中など、一見全然別の話?みたいな章が挟まりますが、全て繋がっています。 なんといっても、やっぱり、御手洗のキャラクターが好きだ〜!!年月を経て、初期の頃とは生活や立場は変わってきてるけど(石岡くんが出てこないのはちょっと残念)切れ味変わらず。相変わらずの頭脳明晰な皮肉屋で、ま、そこが面白いんだけど。けどね、私が1番好きなのは、根っこにある、御手洗の”ジェントルな優しさ“なのだ。だからこそ、陰惨な事件であっても、ラストにはじんわりしたムードと感動が残る。やっぱり、まだまだ、これからも御手洗の活躍が読みたいなあ〜と思ってしまうのでした! 印象に残ったところ少し。 ーーーーー あなたには才能がある。これが失われることを惜しむ神が、きっとあなたを助けるわね。それを信じましょう。 人間の脳ってやつは、最初に入った情報を真実だと思い込む癖があるんだ。 ーーーーー 帯に「占星術殺人事件」から42年とあり、そっかあ〜となんだか感慨深い。今作は、大昔の未解決事件を御手洗が解決する〜というところ、ラストに向けてのムード、私的には、占星術〜を思い出させてくれる作品でした。満足!
P630を超える長編だったが、しっかりと楽しめることができた。 1977年、ニューヨーク・マンハッタンのバレエシアターで上演された『スカボロゥの祭り』最終公演中に伝説のバレリーナ、フランチェスカ・クレスパンが死亡した。 彼女は、二幕と三幕の幕間に彼女専用の控え室で撲殺されたというが、現場は完全密室...続きを読むであった。 だが不思議なことに彼女は三幕以降も舞台に出て踊っていたのを観客は観ていた。 そして、一緒に踊っていた者も彼女の手を離したあとにローズマリーな香りがしたと言う。 額から血を流していたようだとも… 無痛症なのか…。 いったいどういうことなのか? 彼女の出生から辿り始めて明らかになることは…。 中盤から御手洗潔名探偵が登場し、面白さも加速していく。 小気味いいほどに解決に近づくのだが、真実がわかると気持ちは複雑になる。 誰にとってもいちばん幸せな方法を見つけることができなかったのが悲しい結末となったのかもしれない。
ミタライキヨシが主人公の作品は、占星術殺人事件から一貫して、あり得ないと思われる設定が、最後には成立します。いくら読んでも面白いです。
待ちに待ったシリーズ最新刊。 御手洗潔健在! バレリーナの死の謎を追う一方で、一見まったく関係ないような話が続いていく。時代も国境も超えて伏線と呼ぶにはあまりに壮大、その一つ一つが魅力的な短編小説のようで、それだけでもドラマチックで惹きつけられる。 御手洗の指示で、世界を駆け回るハインリッヒと一緒...続きを読むに、一体どこへ着地するのかわからないまま、どんどん物語に引き込まれていく。 そして、それらが御手洗の手によって鮮やかに組み合わされていく。 とても美しく、とてもあたたかく。 やはり、私の大好きな御手洗潔でよかった。 そしてこの物語にはこのタイトルしかない、と大いに納得。 何冊かの物語を読んだような満足感で、御手洗潔の世界が懐かしくなった。またシリーズ再読してみたくなった。 と同時に、やっぱり次の話を待ちたくなる。 久しぶりに、横浜で待つ石岡君とのコンビを見てみたいな。
久しぶりの御手洗潔シリーズ。 たしか、『眩暈』を機に遠ざかっていたが なにかの予感があって購入。 良かった。むかし熱狂したころの御手洗潔が帰ってきた。 ワトソン役は石岡君ではなくハイリッヒが務めている。ポアロのワトソン役のヘイスティングスみたいな印象。 なんの関連もないような多くの謎が回収される『占...続きを読む星術』以来のひたすら引きずられまくりの読書経験だった。今年のベスト決定。
御手洗シリーズ最新作という事で首を長くして待った。直近で出ていたシリーズも面白い物が多かったが、本格的に御手洗が登場し、事件を解決していく様子は懐かしく思えた。(屋上の道化たちや鳥居の密室とはまた違う重厚感だ) 商品紹介でもある様に事件が起きた期間が占星術殺人事件の前という事もあり、御手洗の関わり方...続きを読むが気になっていたが。 御手洗シリーズ中期あたりの作風に近く、冒頭から物語の後半までクレスパンの死の謎に悩まされるわけだが、解決に進み、解き明かされる真実に懐かしさを感じた。 今作の凄いところは、全ての描写が一つに繋がっていく過程だ。 関係ない事件や宗教の話、作中作など、いずれもストーリー構成に絡み、相互作用を生み出し味わいを生み出している。非常に壮大な作品で、文字数も多いが、島田荘司はこうだったなあと御手洗シリーズの初期作品や中期作品を思い出しながら感じた次第だ。 その他、御手洗周辺を解説するとネタバレするので、どこで登場するのか楽しみながら体感してほしいと思う。 余談ではあるが、発売日に近所の本屋に売っておらず、もう一つ先の系列店で購入。ミステリー界の危機ではないかと頭を抱えてしまった(笑)
安定のおもしろさ!導入部分からどうなってるの?これ、御手洗清がどう解決するんだろう。でも、70年代だし〜とか思いながら読み進んだ。子どもの頃、ニューヨークに住んでたことがあるので、何となく懐かしく、当時の風景を思い浮かべながら読んだ。ちょっと無理な展開もあるが、それも含めて島田荘司という感じ。劇中話...続きを読むがあったりね。長い分厚い本だったが、一気に読んだ。
1977年、伝説のバレリーナが公演中に密室で殺された。警察の調べによると彼女は第2幕と第3幕の間の休憩時間に殺されたはずなのに、第3幕以降も踊り続けていたという。御手洗が二十年前の事件の謎に迫る。 その時間には死んでいたはずの人間が踊っていたという奇想が、この著者らしくてよい。トリックや推理の過程に...続きを読むはちょっと首をかしげるところがあるが、クレスパンという伝説のバレリーナの伝記的な要素もあって、読みごたえあり。ユダヤ教の蘊蓄もラストにつながってくるし面白かった。 ワトソン役が石岡くんでないのがちょっと寂しい。
それは反則だろう?と思うところもあるけれど、久しぶりに島田さんの小説を堪能できた気分の方が勝った。トリック云々はしょせん味付けに過ぎず、謎の提示、おとぎ話、探偵登場、という一連の流れに身を任せて読み進めれば、島田さんの小説に対する愛情とその筆力が窺い知れる。ラストの一文はお見事だった。本格とか新本格...続きを読むとか、昨今のミス研上がりの作家さんは多いが、やはりその流れの起点となった島田さんの小説家としての力は別格なものを感じる。これを傑作という人は少なかろうが、とても感慨深い力作であった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ローズマリーのあまき香り
新刊情報をお知らせします。
島田荘司
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
御手洗潔のダンス
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木
占星術殺人事件 改訂完全版
改訂完全版 異邦の騎士
御手洗潔の挨拶
飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~
新しい十五匹のネズミのフライ―ジョン・H・ワトソンの冒険―(新潮文庫)
網走発遙かなり 改訂完全版
「島田荘司」のこれもおすすめ一覧へ
▲ローズマリーのあまき香り ページトップヘ