レモンと殺人鬼

レモンと殺人鬼

779円 (税込)

3pt

第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!

「どんでん返しが大好きな私にとって最高の作品でした!
最初から最後まで、物語にどんどんと引き込まれていき、そしてある一文で鳥肌が立ちました。
狂気に満ちた人間たちに翻弄されて、読み終わったあとは放心状態になります。
沢山伏線がはってあるので、何度も読み返したくなる作品です!」――齋藤なぎさ(女優・声優)

「二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました」――瀧井朝世(ライター)

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。
しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。

被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。

(著者プロフィール)
1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー。2022年、本作で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。

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レモンと殺人鬼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作品への違和感を読者に与えながら小出しに登場人物への印象を変化させていく。犯人探しはきっとできないほどに人間関係が複雑に絡んでいた。
    またグロテスクな表現を使わずともヤバイ人間を描写している点も良かったし、あまり読む人を選ばすにおすすめできそうで好き。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    虐げられる側の人間か、虐げる側の人間か。《登場人物》小林家父親(美桜に鶏処理をさせる。美桜を殴り、歯並びを悪くさせた。佐神翔に殺される。)小林家母親(父親殺人後失踪、後に佐神逸夫に3(2)人目として殺される)小林家妹の妃奈(父親が大好きだった。佐神翔を殺害、後逸夫に殺される、後、保険金殺人の容疑が掛

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    後半先が気になりすぎて止まらず、平日なのに朝5時まで読んでしまった( ꒪Д꒪)
    何度も繰り返される裏切りにこういうのが読みたかった!と楽しかった…!
    他の作品も読んでみたい!
    読み返したいけど、鶏肉大好きなのに苦手になってしまいそうで気が引ける…笑

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    始めの1ページから、釘付けでした。
    えーっと、この人が実は佐神翔なのでは…と騙されまくり、結末にまたびっくり。最後まで、ひっかかりました。
    最後の結末に、安堵していいのか、ダメなのか、悩みます。
    美桜はいろんな呪縛から解き放たれて良かったけど。
    歯は治した方がいいと思う

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    すぐに友達に勧めた。
    次が気になりすぎて、もう1駅乗っていたいって思った。終盤にかけて盛り上がり、1ページの間にでも話が変わっていくから少しでも目を先に進めるの厳禁でめっちゃ楽しかった!

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    様々な視点の"私"で語られる中、私の思い込みで読んでいたために後半どんでん返しが続いてほとんど覆ってしまった。
    ドキドキハラハラでやられたー!と膝を叩きたくなる。
    これを胡散臭さなくキッパリと書き上げてしまうことがアッパレすぎる。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    最初は、かわいそうな女の子の話だと思っていたが、、、途中からの展開とスピーディーさにワクワクして読むスピードが加速した。
    よかった。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    色んな人間関係が入り組み、回想や思考で作者に誘導されていた感じ。最後に怒涛の伏線回収があるので、これから読む人は文章に違和感があった所は覚えておいた方がいい。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    狂った人たちしか出てこない、、、
    ぜったいこの人が犯人でしょって予想立てても二転三転と裏切られる。
    そこから嘘でしょって結末に振り回されるスピード感が面白かった、、
    虐げる側かそうでないか。
    家族という星の下での避けられない繋がり。
    表面だけではわからない人間のどす黒い狂気が何重にも重なったとんでも

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。読みやすい文章だったし、次々とやって来るドンデン返しに、退屈しなかった。
    お化け屋敷に入って、背筋がゾクっとしたり、恐ろしさに「キャーツ」と叫んで逃げたり、逃げ切れるかなと思ったところに、また別のお化けが現れる、といった感じ。
    まさにアトラクション的な恐怖でした。

    0
    2024年05月09日

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