笑い神 M-1、その純情と狂気

笑い神 M-1、その純情と狂気

1,900円 (税込)

9pt

漫才、そしてM‐1に青春を賭けた芸人たち。彼らは何とバカで、たまらなく惹かれる生き物なのだろう――

一夜にして富と人気を手にすることができるM‐1グランプリ。

いまや年末の風物詩であるお笑いのビッグイベントは、吉本興業内に作られた一人だけの新部署「漫才プロジェクト」の社員、そして稀代のプロデューサー島田紳助の「賞金をな、1千万にするんや」という途方もないアイディアによって誕生した。

このM‐1に、「ちゃっちゃっと優勝して、天下を獲ったるわい」と乗り込んだコンビがいた。のちに「ミスターM‐1」「M‐1の申し子」と呼ばれ、2002年から9年連続で決勝に進出した笑い飯である。大阪の地下芸人だった哲夫と西田は、純情と狂気が生み出す圧倒的熱量で「笑い」を追い求め、その狂熱は他の芸人にも影響を与えていく――。

芸人、スタッフ80人以上の証言から浮かび上がる、M‐1と漫才の深淵。
笑い飯、千鳥、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、キングコング、NON STYLE、スリムクラブ……。

漫才師たちの、「笑い」の発明と革新の20年を活写する圧巻のノンフィクション、誕生!

プロローグ
笑い飯
笑い飯と千鳥
「島田紳助 様」
ますだおかだ、ハリガネロック
再び、笑い飯
フットボールアワー
再び、笑い飯と千鳥
ABC
ブラックマヨネーズ
チュートリアル、変ホ長調
キングコング
NON STYLE
パンクブーブー
スリムクラブ
三たび、笑い飯
エピローグ

...続きを読む

笑い神 M-1、その純情と狂気 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    感想はとても長いです。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってな事で、中村計の『笑い神 M-1⁡、その純情と狂気』⁡
    ⁡⁡⁡













    ⁡ぶちクソおもろい。⁡

    M-1好きな人なら唸って読めるね

    2023年読破
    ⁡⁡

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    笑い飯を中心にM1を見る。漫才師の仕事に取り組む姿は、自分の仕事に取り組む姿と比べて桁違いにすごい。だから面白いのだろう。自分が自分の仕事で生きていくにはどうする、というのをこれから考えていく。

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    20年以上前から戻ってくるので自分の小中学生の頃から笑い飯というかM-1と歩んできたのかと勝手にアツくなりました。思ってたことに近くて、でももっと内部に起きてたこととか、二人のこと、周りの芸人さんのこともよく取材されておりとてもおもしろく読めた。

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    父親の影響もあり小さい頃からお笑いが好きで中学生の時から始まったM-1も追っていたし、DVDを買ったり上京してからは予選や敗者復活戦も行ったりしていた。

    私自身熱を持って追いかけたM-1の舞台裏や各芸人の気持ちまた時間が経ってからの思いを読めてアナザーストーリーの映像ともまた違った視点もありとても

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    サンパチマイクを前に前に喋る、ただそれだけのことに人生賭けるのって確かに馬鹿だけど最強に格好良いな。
    自分の思うおもろいは何か、悩んで狂って…
    笑い飯と千鳥の若い頃のエピソードとか常人は笑いのためにそんなこと出来ないだろってことまでやってのける姿が描かれてて正直読んでて怖かったし、同業者ですら彼らの

    0
    2023年07月12日

    Posted by ブクログ

    改めて、笑い飯の鳥人や、ブラックマヨネーズのボーリング、チュートリアルのBBQを YouTubeで見て、笑いました。
    凄い世界だった。

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    普段特別ネタ番組を見たり、劇場で漫才を見たりはしないのだが、毎年のお笑い賞レースだけはどうも必ず追ってしまう。その中でも一際輝かしい大会がM-1だと思うが、この本はM-1にそのような価値が生まれるまでの過程、「笑い飯」のヒストリーを中心とした芸人たちの仕事への向き合い方や苦悩、この2つが克明に描かれ

    0
    2023年02月13日

    Posted by ブクログ

    日本がボイコットとしたモスクワ五輪が開催された1980年の新春早々、突如として漫才ブームが沸き起こる。朝起きたら漫才ブームだったそんな感じだった。

    というのもフジテレビで毎日曜日21時の『花王名人劇場』の枠で漫才を放映してみれば高視聴率。エンタメ路線に舵を切ろうとしてたフジテレビにとっては新たなコ

    0
    2023年01月18日

    Posted by ブクログ

    2001年から2010年まで開催された第一期M-1グランプリを笑い飯を中心に据える史観で振り返った一冊。予選や決勝を外から観戦しての分析・批評ではなく、実際に歴代チャンピオンはじめ漫才師たちにインタビューしているため当事者の声を通した(青春の思い出補正も含めて)大河ドラマのような物語性が凄まじい。ゼ

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    圧倒的に面白かった。素人に分かりやすく、けど、全く理解不能な漫才師という生き物。同じ人間でありながら全く別の生き物。殆どの芸人が不器用で純粋でかっこいいなぁって思った。けど、きっと一般人も同じ様に不器用で純粋なのだろうなと思った。

    きっと2回、3回と読み直すんだろうなと思う。本当に読んで良かった。

    0
    2023年01月09日

笑い神 M-1、その純情と狂気 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

中村計 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す