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児童保護救済法が成立し、いじめや虐待、誘拐など、命の危険を感じた時に起動させると児童救命士がかけつける「ライフバンド」の着用が子どもたちに義務づけられた。新米児童救命士の長谷川は、先輩救命士の新堂と「ライフバンド」の検査で出向いた小学校で、わざと警告音を鳴らす少年と出会う。深淵に沈む少年の声を聴くため、長谷川は調査を続けていくと、隠された真実が明らかになっていく──。未来を支える子どもたちを守る、救いと希望の物語。待望の文庫化。
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Posted by ブクログ
「児童保護救済法」という法律が可決された世界を舞台に、虐待やいじめ、貧困などで苦しむ子供たちを救うための「児童救命士」を主人公とした小説作品で、4つの事件が連作短篇形式で語られています。 「子どもを救う」という、まさに失敗が許されない仕事に対して、恐怖を感じながらも真正面から取り組もうと奮闘する主...続きを読む人公や、その傍らに立ちつつも昼行灯のように何の役にも立っていないように見えるのに、しっかりと真相を把握している先輩など、登場人物のキャラクターもしっかりと描かれています。 なにより、辛く厳しい環境におかれて崩れ落ちそうになる子供たちを、ギリギリのところでつなぎとめている児童救命士たちの活動には、創作ではありますが頭が下がる思いがします。 読後感としては、以前少年マガジンで連載されていた『シバトラ』という生活安全課の刑事を主人公としてあ漫画に近いでしょうか。主人公やその先輩に救われた児童たちが、少しずつ心を開いていく様子は感動的です。 一方で、いじめや虐待などで苦しんでいる(苦しんでいた)当事者やそれを見ていて救うことができなかった周囲の人々にとっては、思い出したくない記憶を思い出させることになるかもしれません。現実では、この作品で描かれているように「救う」ことができなかった例もすくなくありません。そういう意味では「大人向け」の本かも知れません。
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