遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

1,584円 (税込)

7pt

この書籍は、
「自分の考えって浅いなぁ...」
「考えているはずなのに考えている気がしない」
「自分のあたまでしっかり考えた感覚がほしい」という、
深く考えられない悩みがある人のためのものです。
そんな人でも、遅考する(ゆっくり考える)方法を身につけることで、論理的思考力だけでなく発想力も高められます。

<「遅考」の5大メリット>
・ 思考の間違いが起こりやすい場面を理解できる
・ 思考に誤りがある可能性に、恐れず向き合える
・ よりよいアイデアや仮説を粘り強く考え続けられる
・ さまざまな思考ツールが使いこなせる
・ 想像力と創造性を発揮して、いろいろな可能性を吟味できる

<「遅考術」とはどんなもの?>
1.マイナスをゼロに→思考にエラーが発生しやすい状況や場面を知り、注意できるようになる
2.ゼロからプラスへ→思考をうまく先へと進め、適切なアイデアや妥当な仮説を導き出すためのコツや方法
認知の「バイアス」が、1の主なターゲットです。2は「思考ツール」とも言えます。本書では一般的な思考ツールに加えて、科学で用いられる基本的な手立ても、日常的な場面でも使える効果的な思考の道具として紹介します。応用的な話題として、非科学・反科学・陰謀論といった現代的なテーマも扱います。詭弁とジレンマを扱ったレッスン4と7を挟み、飽きずにじっくり頭を働かせられます。

<本書の特徴>
その1【豊富な「問い」】
実際に問題に取り組むと、思考にエラーが発生しやすい場面を実感を伴って理解できます。
その2【対話形式】
問題がすぐに解けずとも、対話がヒントになり、限界の少し先まで自力で思考できます。この対話は、実際の遅考プロセスを再構成したもので、その過程や誤答も参考すればさらに思考力が高まります。

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遅考術―――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長いあいだ積ん読状態でしたが、漸く読めました。読みやすく、有用で、次につながる良書です。特別な知的トレーニングを積んでいない一般の学生や社会人なら、確実に思考の品質を高めてくれるでしょう。注釈や参考文献、ブックガイドなどもコンパクトながらとても充実しており、本書をスタート地点にして更なる思考のブラッ

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    ワクチン否定派とディスカッションしていて相手から返答に困る質問や話をされて思わず「ぐぬぬぬ」と、なった経験のある人は是非にこの本を手に取って読んで欲しい。

    0
    2023年07月27日

    Posted by ブクログ

    論理的な考え方、分析の仕方の入門書の様な本。
    類似の書籍を読んだ事がなく、とても新鮮だった。

    また、遅考術、というネーミングセンスが良い。

    0
    2023年05月18日

    Posted by ブクログ

    深く考えるプロセスの勉強と練習ができる本。ビジネス書とも、哲学の入門書とも言えると思う。
    考え方のコツが練習問題・詳しい解説とともに対話形式で書かれている。本題の性質上サラッとは読めず、考えながら読むのには少し時間がかかったが、それでいて飽きたり眠くなったりもせず、最後まで楽しく読むことができた。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。
    なぜゆっくり考えなければならないのかの事例も挙げられていて、非常に説得力があった。

    クラスの子どもたちにも伝えたい。

    0
    2023年03月03日

    Posted by ブクログ

    人の思考には2つのプロセスがある。1つは、狩猟時代から培ってきた直感的なプロセス、もう1つは最近になって取得した熟慮的なプロセスだ。この本では、2つ目の熟慮的なプロセスに焦点を当て、それを遅考術として、具体的な方法が紹介されている。

    直感的な思考は大変便利なのだが、エラーも多い。そこで遅考術が必要

    0
    2023年01月11日

    Posted by ブクログ

    本書の中にも出てくる「思考の公衆衛生」という面で、本書が果たす役割はとても大きいと思いますが、自分の実感としては「思考の整体」というイメージでした。

    人が生きていく上で知らず知らずのうちに積み重なる考え方やモノの見方の歪み・偏りを、「勉強」というような堅苦しさもなく軽やかに矯正してくれます。

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    【before】この本を読む前の私は、これらのことを知りませんでした。
    ・「あえて否定してみる」とは非常に負荷のかかる認知課題である。
    ・「熟慮」は消耗しやすい。「注意力」は、限られた貴重な資源である。
    ・他の動物も持つ「直感」に対し、人間のみ可能な柔軟な思考→「熟慮」
    ・道徳的な良し悪しには、感情

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    オーディオブックにて。こういった会話形式のストーリー仕立ての本はオーディオブック向きで良い。素直に面白かった。もっともらしい言説の論理のおかしさを見抜く思考法を説明している。

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    「頭の回転が早い」「仕事が早い」というと一見有能な感じもするが、これらの早さには思考のショートカットが伴う。それは、経験に基づくヒューリスティックな判断によるものだったり、単に好き嫌いや決めつけ、場合によっては、理屈で説明できない直観による。

    速読と遅読を考えると分かりやすいだろうか。速読は、脳内

    0
    2024年02月11日

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